皆さんこんにちは。ゆうた(アシレいぬ)です。
シーズン6お疲れ様でした。
今期は自己最高の最終21位という結果を出すことができましたので、構築記事を執筆いたします。
まずは使用してた並びです。
以下常体
○最終結果
TNマスカレーヌ 最高最終R2117 最終21位
TNアシレいぬ 最高R1950くらい 最終知らない
○構築経緯
シーズン1週間前までしっくり来る構築が全く作れなかったので、使い慣れた前期の構築(以下リンク)をベースに組み始めた。
【SVシーズン5最終61位】 最終R2112 ~水泡金魚ラッシャカイナ~ - うたかたのしおふき
このうち軸で運用していた「嘴」or「眼鏡」+「HB」+「チョッキ」の並びは確定として、
@2を決めるにあたって求める要素として、
①チオンドクガ等受け寄りの並びの崩し枠
②キノガッサ等胞子の一貫切り
③ラッシャ+カイナ誘う鉢巻・眼鏡持ちを上から倒せるポケモン
④電気の一貫切り
⑤ミトム+ガブリアスへの回答
があった。
そこでまず①、②を満たすポケモンとして
「巧み+ショック水テラス」を採用。
⑤のガブリアス入りにも出せて、ここまで苦手寄りなカバルドン展開にアドを取れる「風船」を持たせた。
また③、④を満たすポケモンとして、
前期65位のmellowさんが使用していた「スカーフ」が強そうだったので採用して構築が完成した。
※これは対戦してて気づいたことだが、草テラス++の3枚で⑤ガブ+ロトム系統入りに抗えるようになった。
○個体紹介
①イーユイ@こだわり眼鏡 草テラス
性格:控えめ
特性:わざわいのたま
調整:H68 B140 C140 D4 S156
HB:キノガッサのマッハパンチ確定耐え、カイリューのノーマルテラス鉢巻神速93.75%耐え
C:できるだけ高く
S:準速セグレイブ抜き(多分)
技構成:悪の波動 火炎放射 オーバーヒート テラバースト
今期はガッサ対面で色々とお騒がせした金魚。
前期同様基本的に初手から出して、超火力で相手に負荷をかけにいく。
HPをミリでも残しておけば自分より遅い相手を縛れる範囲が非常に広いことに加えて、パーティの性質上数的不利をひっくり返すパワーがないので、このポケモンを安易に切らないことを意識する。
調整や技構成は前期から変えてないが、初手ディンルー対面水テラスを切られて詰むことが多かったので、テラスタイプを水→草に変更している。地震を打たれた場合半減にできるのがたまに偉い。
また、草テラスはキノガッサに対して強くなれるのも大きい。
地ならしor岩封or胞子orマッパ全部に対応できる上に、マッパ以外を打たれる場合悪波で怯みチャレンジのおまけ付き。(結局1度も怯ませなかったけど。)
眼鏡イーユイガッサ対面、素で居座ってTNを晒されたくない方はマッパ耐えの調整+草テラスをオススメです。
②ヘイラッシャ@食べ残し 妖テラス
性格:わんぱく
特性:天然
調整:H252 A4 B196 D36 S20
HB→できるだけ高く
A→余り
D→なんかちょっと欲しかった
S→ミラーやキョジオーン意識
技構成:アクアブレイク、あくび、守る、身代わり
イーユイの最高の相方。
、ともに相手のパオジアンに居座れないので、パーティに不可欠なピース。
前期以上に初手から強気な動きをされすぎて、元の対面に関係なくパオジアンに受け出すタイミングで「鉢巻噛み砕く」や「電気テラバ」、時には「絶対零度」が飛んでくるのでかなり苦労したシーズンだったと思う。
ここでとかで「パオ対面あえて居座り」とかで目先の試合を拾っても上位にはいけないので、受けきれなくても後述するスカーフで倒すルートを確保して構築単位でカバーすることができたと思う。
基本的な調整、テラスタイプは前期と一緒だが、カイリューのマルスケを潰せないのが弱かったので、1ウェポンを地震からタイプ一致打点のアクアブレイクに変更した。
前期は過労死気味だったが、今期はの採用により対面的に相手を見る選出もできるようになったため、かなり彼の労働環境を改善できたと思う。
③テツノカイナ@突撃チョッキ 妖テラス
性格:意地っ張り
特性:クォークチャージ
調整:H60 A172 B4 D252 S20
HAB→A高めにそれっぽく振り分け
D→役割遂行のため特化
S→少しS振ったディンルーやミラー意識
技構成:ドレインパンチ、地震、ヘビーボンバー、ボルトチェンジ
前期色々な意味で大暴れしたぎょんさむ産テツノカイナを今期も使用。
最終日はほとんど選出機会がなく、オニゴーリにC上げられまくって押し負けて終わったこと以外ほとんど何もしていない。
基本的に高レート帯でしかやる気を出さないため、下振れているロムでは毎試合凍る。
テツノツツミや、こちらのを出せない時のテツノドクガあたりを見るために出勤させていた。
今期はハバカミに対してはスカーフで上から縛る(ブエナ型は火力ないのでで頑張って流す)オプションもあったので、選出は少し控えめになっていた。
④カイリュー@鋭い嘴 飛行テラス
性格:意地っ張り
特性:マルチスケイル
調整:AS252 余りH
技構成:テラバースト、地震、神速、アンコール
初手から火力ぶっぱポケモン。
この型の偉いところは同速負けしなければカイリューミラーの打ち合いにほとんど勝てることであり、パオジアン以外の相手に初手出しが安定する。
特にこの型のカイリューはアンコールの搭載が共通認識になっており、「アンコールをちらつかせてテラバぶっぱ」でイージーを取れることもある。
このようにこのポケモンのアンコール択はツツミのそれと違い、「アンコケアされず居座られても何とかなるが、ケアして引いてくれたら超アドが取れる」ため、テラバ連打が期待値的に有利を取れる動きだと思っている。
ただし基本的にテラス前提なので、裏はテラスを切らずに詰め切れる算段を立てて選出をすることが必要。
動かし方は脳死ポケモンではあるが、こいつのスペックに全て頼っておけば勝てるってほどの脳死ポケモンではないと思う…。
⑤サーフゴー@風船 水テラス
性格:穏やか
特性:黄金の体
調整:H252 B20 C4 D76 S156
HD→臆病テツノツツミのドロポンをほぼ2耐え
S→準速ガッサ抜き
BC→余りを耐久高めに設定
※調整は前期48位のちたんさんのものを参考にしました。
技構成:テラバースト、シャドーボール、悪巧み、サイコショック
とりあえず入れ得ポケモン。
単体パワーが高いわけではないのであまり出番はなく、チオンドクガ絡み、受けループ、カバルドン入りに対して選出することが多かった。
基本的にチオン対面で悪巧み→テラスを絡めて取り巻きのテツノドクガ、テツノカイナあたりを崩していく。
調整は前期風船サーフゴーで1番順位高かったちたんさんのほぼパクリだが、テラス時にドクガイーユイあたりの被ダメージを抑えることが最重要だったためHDに厚めに振って正解だった。
またツツミ入りに対してが選出できない時も、HPを残しておけばの神速+のシャドーボールでツツミを処理するルートが取れるのが偉かった。
技構成は、
・崩しに必要な「悪巧み」
・受けループのハピラキにテラスを切らせたりドクガやカイナに打つ「サイコショック」
・タイプ一致で等倍以上取れる範囲が優秀な「シャドーボール」
・チオン軸やカバ入りにイーユイがいても出せるように「テラバースト(水)」
で確定。
テラピースがなかった中、仲間大会の景品で水テラス個体をくれたゆぽんさんありがとう!
⑥イダイナキバ@拘りスカーフ 地面テラス
性格:意地っ張り
特性:古代活性
調整:AS252 余りH
技構成:ぶちかまし、インファイト、アイアンヘッド、もろはのずつき
今期の救世主。
前期の課題であった、「パーティ全体のSラインの低さ」、「ガブ入りのロトムにボルチェン打たれてるだけで負ける」を見事に解消してくれた。
このポケモンの強みは、「高いA数値からタイプ一致で威力120の命中安定技を打てるスイープ力」と「相手視点拘ってるとは思ってないから引きの選択肢を取りにくい」ことで、眼鏡ハバカミとか鉢巻パオジアン、皮の剥がれたミミッキュを何度も奇襲で葬った。
特に「ヘイラッシャを見て出てくるパオジアンは火力アップアイテムや電気テラバを搭載している確率が高く、ヘイラッシャが崩されかけてもイダイナキバで切り返しをできる」点がこの構築のラストピースとしてマッチした。
VSあくびの入ったロトム対面も、相手はボルチェンor素引き以外まず押してこないので、引きをすることで両対応をする動きが偉い。
技構成は
@2は飛行テラスカイリューに打つ「もろはのずつき」、フェアリーに打つ「アイアンヘッド」とした。
もろはのずつきはカイリューとかにバンバン打った(カイリューが非テラスでもアイススピナー以上の火力が出るため奇襲しやすかった)が、アイアンヘッドはマジで打たなかったため、アイススピナーとか耐久ダウンデメリットのない地震でも良かったと思う。
もろは外しが負けに直結した試合は1試合くらいだったので、外しどころを選んでくれたようである。
〇選出・立ち回り
基本的に、
or+ + or
の並びで投げる。
・アーマーガアとかロトム系統
→ではなく を投げる。
キョジオーン入りに対してもの方が良い。
・チオン+ドクガとか受けループ
→@2
@2は取り巻きにより考える。
受けループ相手は++or
・ガブ+ロトム系統
++
ガブでラッシャを見つつ、イーユイの草テラバでロトムを崩していくのが理想。
今期は前期切っていたこの並びへの回答を見つけられたことが大きな勝因。
・カバカイリューサフゴミミツツミイーユイみたいなやつ
++
色々試したけどこれが最適解。
基本的にでのテラバ始動だが、カバには後投げからテンポを取る。
ツツミのためにのHPを確保しておくこと、カバのために風船を大事にすることを意識。
〇重いポケモン
・上手い人が使うキョジオーン、チオンジェン
→普通に勝ち目ない。
・イーユイを出せない並びの眠るヘイラッシャ
→カイリューじゃアンコールあっても削りきれない
・トドロクツキ
→イーユイサーフゴーを通せない。挑発や身代わり持ってるとヘイラッシャじゃ勝てないのでカイリューで対面処理するしかない。
・マスカーニャ始動の毒菱展開
→警戒薄くなってて、ラッシャ+カイナみたいな受け寄りの選出してること多くて詰む
○Special thanks
・同じ窓で目標達成のために共に頑張ったおすかるさん、ぎょんさむにき、しじょくん、そばくん
・仲間大会の景品で水テラスサーフゴーをくれたゆぽんさん
・最終日2100から更に潜る時に鼓舞してくれたせろさん
・シーズン途中応援してくれた皆さん、いつもお世話になってるFFの皆さん。
本当にありがとうございます!!
○終わりに
今期は環境の難易度が高すぎたのもあって、色々割り切った人の一点読みプレイング、期待値の取れていない一撃技等の運ゲ、歪んだ選出にボコボコにされすぎて(メインロムもそれで終わった。)、シーズン終盤本当に心が荒んでました。
せっかくパオジアンに怯みにビビらなくて良い処理ルートを取ったのに絶対零度も飛んできました。
鍵垢のFFの皆さん愚痴を垂れ流しまくって本当にすみませんでした。
それでも自分は思考停止することなく、相手の並びごとに上振れなしで強く出れる戦い方を突き詰めたことが報われて本当に嬉しいです。
正直これだけ結果を出せてもこの環境を好きにはならないので、来期やるかはわかりません。リア友と最終日合宿を予定してますが、SVランクマしてるの自分だけなので、気づいたらお菓子パーティーしてるかもしれません。
とりあえず満足のいく結果を残すことができたので、少しガチ対戦は休みたいと思いますが、またやる気が起きたら頑張ります。
ここまで読んでいただきありがとうございました!!