皆さんこんにちは。ゆうた(アシレいぬ)です。
シーズン5お疲れ様でした。
今期最終61位という結果を出すことができましたので、構築記事を執筆いたします。
いつも構築記事は常体で書いていますが、今回は構築乞食をした身分であるため、敬体とさせていただきます。
まずは使用してた並びです。
TNマスカレーヌ 最高最終R2112 最終61位
TNアシレいぬ 最高R2060くらい 最終R1972 最終522位
○構築経緯
新環境で良い構築を考えられず、今期はぼちぼちやろうかなと思ってたところ、ぽぜすさんが、「俺の構築貸しましょうか?」と言ってくれたので、ありがたく乞食して以下の並びを使い始めました。
そしてこの構築の使用感が良かったので、今期はこれをベースに自分なりにアレンジしながら潜ることにしました。
これは構築作成者のぽぜっさんがコンセプトとして挙げていたことでもありますが、この構築は「の毒」や「やの高火力」を押し付けて、「の詰ませ性能」を活かすパーティだと感じました。
VS環境に多かった並びを具体例として挙げると、
・カイリュー+サフゴ(+四災)
→ヘイラッシャ等クッションを駆使してイーユイサフゴ対面から高火力をぶつけて数的優位またはダメージレース有利を取りに行く
・チオン+ドクガ(ドヒド)
→キラフロルの毒で奇襲してダメージレースで有利を取りに行く
といった動きを意識しつつ、コンセプトがブレない程度に以下の通り取り巻きをいじらせてもらいました。
・ドドゲザン、マスカーニャ→
原案ではヘイラッシャが苦手なツツミとかハバカミ等特殊アタッカーにあと投げできる「チョッキドドゲザン」が入っていましたが、HBカイリューやテラスを切ったHBサーフゴーに勝てず動かしづらさを感じていました。
またイーユイと攻めの補完がよいアタッカーとして「マスカーニャ」が入っていましたが、その両方がカイリュー対面でヘイラッシャに交代を強いられるのはサイクル的に窮屈に感じていました。
そこでドドゲザン、マスカーニャの枠を他のポケモンに替えています。
まず採用したのが、テツノツツミをはじめとした特殊アタッカーに強く出れて、対面操作技を使える「チョッキ」です。
このポケモンの採用ポイントは
・ボルトチェンジを使える(&ディンルーを後投げしにくい)
・サフゴの電磁波をシャットダウンできる
点であり、カイリューのマルスケを剥がしながらイーユイを着地させたり、ヘイラッシャの残飯回復を1ターン分稼げたりと構築とシナジーがあるように考えていました。
そしてもう1体は、マスカーニャを外したことで宿木や胞子など草タイプの搦手に弱くなったので、その一貫を切れる「」にしました。
たまたまボックスにいたスカーフ型で使いましたが、構築上重い「襷電磁波や拘り眼鏡型のハバタクカミ」両方に強い点が偉いと思ったポイントです。
○個体紹介
①イーユイ@こだわり眼鏡 水テラス
性格:控えめ
特性:わざわいのたま
調整:H68 B140 C140 D4 S156
HB:キノガッサのマッハパンチ確定耐え、カイリューのノーマルテラス鉢巻神速93.75%耐え
C:できるだけ高く
S:準速セグレイブ抜き(多分)
技構成:悪の波動 火炎放射 オーバーヒート テラバースト
火力ぶっ壊れ金魚。
四災の中で1番好きなポケモンですが、自分の作る構築に上手く組み込める気がしなかったため、使うきっかけをくれたぽぜっさんに感謝したいです。
有利対面を作ったときに相手にかける負荷が半端ないので、選出した時はいかにこのポケモンを安全に着地させるかを考えました。
調整意図は詳しくは聞いてませんが、ミリ耐えが勝敗に直結するので、HBベースの使用感はとても良かったです。
テラスはディンルーに弱点をつけるタイプのうち、この対面でドクガに引かれるのが嫌だったので一貫する水にしました。
イルカマンに耐性も生まれるので、初手のナイーブ対面でテラスを切りながら高火力をぶちこんでアドを取りに行くのも強いです。
草やフェアリーが欲しい場面もあるので、この変更も諸説かなとは思います。
ちなみにディンルーに水テラスケアされたら即負けします。
②ヘイラッシャ@食べ残し 妖テラス
性格:わんぱく
特性:天然
調整:H252 A4 B196 D36 S20
HB→できるだけ高く
A→余り
D→なんかちょっと欲しかった
S→ミラーやキョジオーン意識
技構成:地震、あくび、守る、身代わり
一度ダメージレースで有利取った時の支配力がやばいのに、不利な展開でも相手の裏・択次第では捲れるという意味わからない性能を持つ。
身代わりはダメージレースで有利取った後の詰ませ性能が高く、カイリューのドラテとか、キョジオーンの塩漬けとか、モロバレルの胞子もシャットダウンしてそのままTOD展開を狙えます。
地味に渦アンコカイリューにも抗えます。
また1ウェポンは原案では「ウェーブタックル」でしたが、相手を詰ませるにあたって反動ダメを考慮するのが難しかったので、「地震」に変えました。
地震の理由はHBサーフゴーに再生を押させて、イーユイを無償で着地させる展開を作れると思ったためです。
またパオジアンに受け出した後に、電気テラスorサフゴ引き両方に一貫する選択になれるのが強かったです。
テラスタイプについて、原案は鋼でしたが、パオジアンの技範囲を電気テラスを絡めて等倍以下に抑えれてかつ耐性が優秀な妖としました。
実際ハバカミは構築単位できつめだったので、ここの変更も諸説だと思います。
あくびを使うポケモンは色々考えないといけないことが多いんですが、そこに「守るによる体力管理」が加わったのでこのポケモンを使うだけで前期の100倍頭を使いました。
特にこのポケモンは物理の役割集中で崩しに来られることもあるので、「守るであと○ターン体力管理すれば次の〇〇の〇〇を耐える」とか、「素引きやアンコールケアして守るは打たないべきか?ここは強気に守る通さないと体力管理間に合わないか?」とか、毎ターン状況を見て適切な技選択をすることが必要でした。
正直上手く使いきれたかはわかりませんが、このポケモンを上位帯で動かしてある程度通用したのは自信になりました。
やで序盤に高火力をぶつけてそのままTODまで持っていけるルートもあったりと、実質今期のエースと呼んで良いポケモンでした。
③テツノカイナ@突撃チョッキ 妖テラス
性格:意地っ張り
特性:クォークチャージ
調整:H60 A172 B4 D252 S20
HAB→A高めにそれっぽく振り分け
D→役割遂行のため特化
S→少しS振ったディンルーやミラー意識
技構成:ドレインパンチ、地震、冷凍パンチ、ボルトチェンジ
パーティに入った途端基本選出の座を奪い取ったぎょんさむ産朝青龍AI。
電磁波カット、対面操作と構築に欲しかった要素を兼ね備えており、終盤はヘイラッシャの相方として選出頻度が増えました。
役割対象であるツツミやドクガに強いのもそうですが、が役割集中を受けて電気テラスパオジアンに崩された時に最後の砦になるみたいな活躍もしてくれて偉かったです。
技構成はタイプ一致で回復ソースにもなる「ドレインパンチ」、サフゴやドクガに打つ「地震」、対面操作技の「ボルトチェンジ」は確定で、@1はハバカミを切り返せる「ヘビーボンバー」にしました。
正直裏から出てくるハバカミの対策は構築単位で誤魔化しで何とかしてる節がありましたが、ヘビーボンバーを入れてからはストッパーになってくれるのでより信頼して選出してました。
テラスタイプは地面とフェアリーを等倍以下に抑えるのは必須で、パオジアンにも負けたくなかったので妖としました。
最終日は3試合連続で凍ってメインロムを崩壊させた一方で、21チャレでは不利展開から3タテ大活躍という役者っぷりでした。
育成までしてくれたぎょんさむニキまじでありがとう。
④キラフロル@黒いヘドロ 毒テラス
性格:わんぱく
特性:ふしょく
調整:H148 B108 C4 D196 S52
技構成:ヘドロウェーブ、大地の力、ステルスロック、どくどく
ぽぜっさんから授かった自慢の崩しポケモン。
ぽぜすさんが単体記事も書いてるので、良ければそちらをご覧ください!(以下リンク)
https://note.com/pozemon_/n/n1956501ee8c4
主に受けループとチオンジェン絡みのサイクルに選出して、毒タイプに毒を入れて相手をかき乱します。
毒警戒で引いてきたテツノドクガに毒を入れてステロを撒いてそのまま大地で倒し切るみたいな大仕事をしてくれることもありました。
技構成はコンセプトの「ステルスロック」と「どくどく」は確定で、鋼やドクガを殴れる「大地の力」とチオンジェンに弱点をつけて最大打点の「ヘドロウェーブ」を採用しました。
S実数値108だと速いチオンジェンに上から動かれることがあったので、原案からDを削ってSラインを5だけ伸ばしています。
シーズン途中まではと組み合わせて毒+身代わり+守るによる詰ませを狙うことが多かったですが、カイリュー+サフゴに強くなくてスタンパへの選出が難しかったので、ピンポメタとして特定の並びに投げるポケモンになってました。
今期はこいつの毒+ステロ+アンコカイリューによる地割れの一貫切りで、(なぜか終盤増えた)純正受けループに全勝できたのは大きかったです。
てかチオンジェンのことめっちゃ書いたのに終盤全然おらんやんけ。
⑤カイリュー@鋭い嘴 飛行テラス
性格:意地っ張り
特性:マルチスケイル
調整:AS252余りH
技構成:テラバースト、地震、神速、アンコール
最初はこのポケモンの使い方がわからなくて、厚底ブーツを履かせたり、パーティから外したりもしたんですが、強さがわかった終盤はエースになってくれました。
攻め駒としてイーユイより優れている点は相手のカイリューに対してラッシャ引きをしなくて良い点で、ミラーで撃ち合いに勝つ確率を上げるためにSを準速まで伸ばしました。
欲しい耐久ラインも特になかったので、ASぶっぱです。
アンコールがあるため耐久型のカイリューにもそこそこ強いです。
初手はパオジアンとか明らかな不利ポケモン以外には居座れて相手に負荷をかけていけるので、そのままのTODを仕掛けられる試合もあり、またが苦手な身代わりに対してアンコールで切り返しに行ける点が相性最高でした。
反面、このポケモンでテラスを切るとハバカミや電気テラスパオジアンの一貫ができて負けてしまうことが結構あったので、終盤は特に裏にストッパーになれるポケモンを置くことを意識しました。
この型は自分では絶対思いつかなかったので、ぽぜっさんに感謝!
⑥サーフゴー@拘りスカーフ 鋼テラス
性格:臆病
特性:黄金の体
調整:H116 C156 S236
H→ハバカミのC187シャドボ87.5%耐え
C→できるだけ高く
S→最速カイリュー+2
技構成:ゴールドラッシュ、シャドーボール、パワージェム、トリック
一家に一台ポケモン。
パーティにいるだけで宿木、胞子、電磁波をシャットダウンできる安心感があります。
にテラスを切ってマルスケを剥がされた後に裏から出てくる眼鏡カミにはよりもこのポケモンの方が強いので、他の並びを見て刺さってる方を出す感じでした。地味にツツミも切り返せるのが偉いです。
ハバカミに全対応ができていない故に、選出が3匹でまとまらない相手がどうしてもいたので、その時はとりあえずカイリュー+サフゴを投げるとどうにかなるのが助かりました。
反面ディンルーの耐久がおかしくて余裕で後出しを許すので、orで序盤から削っておくことを意識しました。
技構成はタイプ一致打点の「ゴールドラッシュ」、「シャドーボール」及び色々と便利な「トリック」は確定として、上位でガモスが増えている報告を受けて「パワージェム」としました。
ドクガに薄い選出をするしかない時に、カイリューの神速+サフゴのジェムで誤魔化せる試合があったので活きることがありましたが、それ以外全く役に立ってないので他の技でも良かったかもです。
テラスタイプは霊の耐性を消したい場面とゴルラの火力が若干足りないと感じることがあったため、鋼としました。
最終日にテラスタイプ変更してくれたケチャワチャさんに感謝です!
〇選出・立ち回り
基本的に、
(or)++(oror)
の並びで投げます。
・アーマーガアとかロトム系統
→ではなくにすることが多いです。
・ディンルー+ハバタクカミ
→ディンルーを削るためかにテラスを切りますが、裏から出てくる眼鏡orブーエナのハバカミに対してと合わせてストッパーになりうるを絡めることが多かったです。
ただディンルー展開のハバカミは大半はブーストエナジーだった(眼鏡型は初手に出てきやすいのでマルスケで処理できる)ので、ヘビーボンバーを入れてからはをよく投げてました。
・はチオン+ドクガとか受けループに投げます。相手のへの解答がドクガっぽかった時に投げる時もあります。
受けループは+@1を投げました。
@1はフロルとの役割集中で通せそうなか、掻き乱した後にTODルートを取れるって感じです。
・選出が3枚じゃまとまらない時
→とりあえず+@1でお茶を濁します。無理構築でも3割くらい拾えます。
・ガブリアス
なんか先月も重いって言ってた気がする…。
地面弱点が4体いるので、カイリューのテラスで無理矢理処理するか、ヘイラッシャで頑張るしかない。
・ハバタクカミ
個体紹介を読むとわかるように全対応ができてません、カイナを投げてない時にブーエナ&瞑想のやつとかが来るとヤバいです。
「全対応しにいくと構築パワーが落ちる」を言い訳に気合いでなんとかすることにしました。(多分この辺りが最上位勢との差だったわ)
・水ロトム
今期は型が豊富すぎて、カイリューとイーユイどっちを通せるのかどうか並びだけでは判別できませんでした。
びびってサフゴ+カイナ+ラッシャみたいな選出したら相手への圧力がうんちすぎてゆっくーり負けていきました。
ガブリアスと組んでることが多いのもキツキツポイントです。
○Special thanks
・強い構築を託してくれて、シーズン途中も課題とか改善案を共有してくれたぽぜすさん
・テツノカイナとサーフゴーの個体を提供してくれたぎょんさむのアニキ(毎月ありがとう。)
・テラスタイプの変更とか手伝ってくれたケチャワチャさん
・シーズン途中応援してくれた皆さん、いつもお世話になってるFFの皆さん。
ここまで頑張るシーズンにできたのは皆さんのおかげです!本当にありがとうございます!
○終わりに
今期は職場の部署も異動したことで序盤は気疲れしてしまいSwitchを開くことなく終わっていました。
10日過ぎくらいから少しずつ構築を組み始めるも自分では何も思い浮かばなかったので、強い軸を授けてくれたぽぜっさんには感謝しかないです。
今期は最終61位ということで一応自己最高記録を更新することはできました。
ただ、再戦で当たって「これ何回やっても勝てなくね…?」と思ってしまった強者の方がたくさんいたので、結果自体は嬉しい反面、この先の壁が高すぎるなと思ってしまいました。
夏から仕事がめちゃくちゃ忙しくなるらしいので、さらに上を目指すチャンスはこの四災環境の残り2シーズンだと思います。無理のない程度に、ただ時には無理も承知で来月以降も頑張っていきたいと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました!