自己紹介

どうもゆうた(アシレいぬ)です。

初めましての人は初めまして。

このページでは簡単に自己紹介をさせていただきます。

 

〇年齢、経歴等

20代後半の社会人。職種は秘密。

2022年11月30日に結婚しました。

中高ではサッカー部、大学ではサッカーサークルに所属していました。

他のスポーツはできません。

 

〇趣味

昔→サッカー観戦、フットサル、ランニング、読書

今→ポケモン対戦、ラブコメ

 

ポケモン

・2~4世代→ストーリー勢

・6~7世代→ORASとUSUMのみプレイ

       ストーリー+バトルタワー対戦勢

・8世代→S12からプレイ。

     25歳にしてネット対戦を始める。

 

〇推しポケ

アシレーヌカイオーガ、イーユイ、マスカーニャ

 

〇9世代TN

アシレいぬ、マスカレーヌ、アイノカタチ

 

〇対戦実績

8世代

S29 最終62位

S30 最終101位

S32 最終109位

S33 最終73位

葉桜杯(オンライン)ベスト4

LiBornOFF3準優勝

 

9世代

S4  最終64位

S5  最終61位

S6  最終21位

S9  最終45位

 

〇最後に

性格は至って温厚、超絶穏健派です。

下ネタとブラックジョークは好きです。

 

皆様どうぞ仲良くしてください。

よろしくお願いいたします。

 

 

 

       

ポケ勢の1ヶ月(便乗)

皆さんこんにちはゆうた(アシレいぬ)です。

アロSさんがポケ勢の1ヶ月のサイクルをまとめた記事を出されていて、自分の視点でこれまとめるの面白そうだな〜と思ったので垂れ流します。

 

⭐️参照(アロSさんの記事)

https://shikapoke.hateblo.jp/entry/2024/03/13/085237

 

ちなみに序盤、中盤、終盤の区切りは個人の感覚かつカレンダーにもよるのでめっちょ曖昧です。

 

序盤①(1日~10日)

前月最終日まで命を前借りしたツケが回っており、生活に活力が全くない。毎月この時期は本気で「自分はポケモン対戦を引退した。」と自認している。

1番Netflixの視聴時間が長くなり、TSUTAYAへ行く回数が増える時期。

 

対戦環境については、良く言えばオリジナリティに溢れており、悪く言うと順位帯問わず理解できないものばかりと当たって不毛に感じることが多い。

 

ただシリーズ最初のシーズンに関しては、序盤からちゃんと対戦して新ポケモンの性能に慣れておいた方が良いとは思う。

 

ちなみにこの時期の瞬間順位で調子乗りまくって終盤に見かけなくなる人たちを「序盤元気マン」と呼ぶって話をリア友にしたら「ポケ勢めちゃくちゃ陰湿やん笑」って言われた。

おっしゃる通りである。


序盤②(11日~17.18日くらい)

10日を過ぎると少しずつ元気が戻ってきて、今期はどんな構築を使うか考えて試し始める。

構築記事を本格的に読み始めるのもこの時期。

余談だが、「こんなコンセプトで組みたいけどどんな並びが結果を出したんだろう?」とか、「このポケモン使いたいんだけど誰と組ませると強いかな?」みたいな感じで、構築を組む際に欲しい要素を整理してから読むとインプットが捗るからオススメ。

 

この時期の順位はあまり気にしないが、↑の話みたいにベクトルが逸れていないことを確認する意味でも3桁をキープしておきたいと思ってる。

 

対戦のレベルに関しては少しずつ上がってくるが、前期最終日まで戦えた構築を振り回せばまず困らないくらい。

ただしっかり強い人とも当たるので、脳内で考えた動きが通用するのか試す絶好のチャンスもあり、これは逃さないようにしたい。

 

中盤(~25日くらい)

少しずつTLが賑やかになり、みんなの口が悪くなり始める。

そこまで熱くなる必要はないけど、この時期の頑張りは結構大事だと思っていて、軸やコンセプトは固めて構築をある程度使い慣れた状態にしておいた方が良いと思う。

自分はこの時期に何も思い浮かばなかったシーズンはたいてい勝てていない。

逆に軸ごと取り替えてるのに終盤勝ちきれる人は天才だと思う。


終盤(26日~月末前日)

シーズン途中に「今期勝てない」、「一生4桁から抜け出せない」と苦戦していた強者たちも徐々に仕上げてきて、全人類がレート2000、2100を達成しているのではないかと錯覚する時期。

引き続きポケ勢たちの口は悪く、TLが殺伐としていることもある。

この時期に対戦外のことで炎上事が発生すると、TLがカオスなことになる。

自分は巻き込まれたくないので立ち回りや発言には気をつけているが、そんなポケモン界隈も嫌いじゃなかったりする。

 

またこの期間での仕上がりが最終日の出来に直結することが多いので、自分自身も勝敗にかなり敏感になり、鍵垢でよくキレている。

一方で自ずとswitchに齧り付く時間が増えるため、妻の機嫌は最優先で気にしなければならない。家事に取り掛かるスピードは実はランクマ終盤の方が早い。

パオジアンに怯まされたり、2連で痺れながらも「うんうん。それは〇〇が悪いね。。」と平常通り受け答えをしなければならない時が男にはある。

 

ちなみにそれを逆撫でするかのように、この時期に電磁波や一撃技に魂を売ることを決意する人も増える気がする。ただこれは高ランク帯でも観測することだから必ずしも間違いだとは思っていない。


最終日

我々はこの日のために生きている。

己が積み重ねてきた全てを如何なく発揮し、目標達成のため、命を削って狂ったように対戦をする日。

よく「いい歳してポケモン〜」みたいな悪口を目にすることがあるが、むしろ20代後半にもなってここまで熱くなれるものがあることに幸せを感じる。

シーズン途中がどれだけクソゲーであっても、この日のためなら頑張れると思える人も少なくないはず。

 

ちなみに仕事の有給休暇もこの日にかなり偏っているが、職場にポケ勢であることはまだバレていない。

 

対戦環境について言えば、これまでやってきたことがいきなり通用しなくなることもあるくらい変化する印象。特に素早さラインは上がりがち。

 

あと最終日の3時くらいに一旦休憩してコンビニに行くのが好き。

 

最終日翌日

前日までの雰囲気が嘘のようにTLがお疲れツイートで溢れ返る。シーズン途中対戦したTNが誰だったのか判明して、「〇〇さんでしたか!〇〇に詰まされました😭」みたいなやり取りが散見される。とてもほっこりする瞬間である。

 

とはいえ勝負事である以上勝ち負けは必ずつくため、目標に達成できた人とできなかった人ではっきりと明暗はわかれる。

・勝ったシーズン

→ここまで気持ち良いことはない。構築記事で自慢の立ち回りを書くのも楽しいし、シーズンを振り返ってFFと感想を言い合うのもまた一興。ただここまで命を削って頑張るのは最後で良い。しばらくポケモン対戦から離れよう。

 

・負けたシーズン

→とてつもない虚無感と悔しさに襲われる。〇時時点では今期はもらったと思ったのに最後これか。。とても時間を無駄にしてしまった気がするから、しばらくポケモン対戦から離れよう。

 

〇終わりに

今期はアシレーヌを使いたい。

対スタン構築は炎オーガポン以外には強そうだから、その時はカイリューを初手置きしよう。

ただカイリューだとパオジアンと対面したくない。炎オーガポンとパオジアンが同居してる構築にはどうしようか……。良いポケモンがいないか、構築記事を読んでみよう。

結論→今期も多分やる。

S15 お気に入り選出 ジャポカミ+炎ポン+イダイナキバ(最高レート2121)

みなさんこんにちは。ゆうた(アシレいぬ)です。

S15お疲れ様でした。

最後勝ちきれなかったので構築記事は出しませんが、ジャポハバタクカミ+炎オーガポン+S上昇ブエナイダイナキバの選出が自分にしては綺麗にまとまっていたので簡単に紹介させていただきます。

 

使用構築

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※レンタルはそのうち消します…。

最終順位
f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20240302202205j:image

 

経緯

まず自分は3ヶ月連続で「ディンルーカイリューサーフゴー」の並びを使っていて、この3枚で瞬間火力の高いマジレススタン系統以外の有象無象を相手することができる手応えがあったので、@3でスタン系統に勝てる選出を作ることにした。

 

初手枠(ジャポハバタクカミ)

自分が襷水ラオスや襷パオジアンを使っている時にカモられた「ジャポハバタクカミ」が初手置き枠として優秀と考え、採用した。

性格:臆病

特性:こだいかっせい

調整:H244 B124 S132

※前期14位の兎に角ぴりかさんの調整を拝借しました。

技構成:ムーンフォース、凍える風、パワージェム、挑発

 

スタン系統の鋼枠はブリジュラス、サーフゴーとハバタクカミに強くはないポケモンが主なので、満遍なく仕事できるのが良い。

炎ポンがきつかったがツタ棍棒を基本耐えるので、パワージェムを採用してジャポのみダメージ込みで対面勝つことを狙った。

ただ最終日の上位ではほぼ全て岩封から入られたのでこれは違った。急所さえ引かなければ対面勝てる前提で組んでいてここが崩れて負けに直結することが多かった点でむしろ今期の敗因かもしれない。

ちなみに陽気パオにも怯んだら負け。最終日に限って半分以上怯んで泣いた。

 

2手目(岩封アンコ炎ポン)

ジャポカミは相手のブエナカミがきつい。そのため初手上手くウーラオスとかパオジアンを処理できても裏のハバタクカミに好き勝手されるのを防ぐストッパーが必要。

そこで抜擢したのがハバタクカミに強いポケモンの中で最も単体性能が高いと思っている「炎オーガポン」

まあ自分で思いついたというよりはたみにゃすさんに負けた時の試合を参考にした形です。

 

性格:意地っ張り

特性:かたやぶり

調整:H236 A92 B4 D12 S164

S:準速ウーラオス抜き

HBD:水流連打+アクアジェットやブラッドムーン+真空波を良さげな乱数で耐える

A:できるだけ高く

 

ハバタクカミが何もできないサーフゴーに強く他にも鋼テラスを切られたら上から縛れるのが強い。

「S振り+パワーウィップにより水ラオスをワンパンできるようにした。(裏から来るやつは襷持ってないことが多いためとても活きた。)

 

「岩石封じ」はカイリューに有効+ハバタクカミのSを下げることで最悪対面負けても裏のイダイナキバで上から縛れるようにするために採用。

 

ここに「アンコール」を組み合わせるのが最強で、「クリアチャームカイリュー相手にはSが下がらないことを確認→次のターン押される羽休めにアンコール合わせる→裏のイダイナキバの起点にする」動きはかなり鉄板の勝ち筋になっていた。

剣舞ビルド鉄壁あたりの積み技もこの素早さでかつ相手からケアしにくいところからロックできるのが理不尽すぎる。

イダイトウ入りのカミには電磁波読みでアンコール→イダイナキバで起点にしてイダイトウごと破壊みたいなこともしていた。

 

3手目( S上昇水テラビルドイダイナキバ)

ブエナカミさえ炎ポンで止めれば、「水テラスS+1ビルドイダイナキバ」がスタンによくいるポケモン相手に無双できるのではないかと考えて採用した。

テラス依存の小さい2枚を前に置いたので、9割型こいつにテラスを残せた。

 

性格:陽気

特性:こだいかっせい

調整:H4 DS252

技構成:地震 アイススピナー インファイト ビルドアップ

構築のMVP。

上からのビルドアップが壊れ性能で、テラスを切ればカイリューパオラオスとの対面で負けないので、プラン通り炎ポンを相手のハバタクカミに対面させた試合はほとんど負けなかった。

ジャポカミが対面勝つと基本ブエナカミを引っ張り出せるので、炎ポンと合わせて非常に綺麗な3枚だったと思う。

 

ガチグマはチョッキ型ならA+1インファでだいたい倒せる。火力が低い型のブラッドムーン+真空派くらいは耐える+毒テラス後も打点があるのであくび型にも挑発カミ+アンコ炎ポンと合わせて強めの選出にできたと思う。

 

こんなに強いのに何故最後勝てなかったかというと、アンコカイリューにスピナーをロックされて一度流されてしまったり、ランドロスも対面は負けないけど威嚇+氷半減ポケモンのサイクルでいなされてしまうから交代読みで技を合わせるしかなくなっていた。

要するに戦ってみたら選出画面では想定できないようなサイクル構築でしたみたいな場合は不利寄りになってた。

あとわかってるパオ使いは聖剣を連打してくるので水テラスを使っても裏まで破壊できるほどの起点にはさせてくれないのがネックだった。

 

終わりに

結果こそ奮わなかったけど、自分が組み立てたにしてはオリジナリティも強い動きもあってお気に入りの3枚です。

ただ選出をディンカイサーフとこの3枚にほぼ分けていたので、柔軟な選出ができなかった点が少し反省です。

 

特に順位の高いスタン系統の相手が毎回思い通りに試合を運ばせてくれるわけはなかったのですが、かなり選出順番も動きも決めてしまっていたので上手くいかない時の引き出しがなかったです。

 

 

今期は比較的のんびりレートを上げていて最終日までに2ロム2000ちょい乗せておけば十分だと思っており、その分最上位での場数の少なさがそのまま仇になったのか思った以上に最終日2桁帯の相手に勝ちきれなかったです。

ただ最後に気付いたところで代替案など思いつかなかったので、今期は逃げ切り(深夜3時くらいから2桁後半着地狙いになっていた)を図って失敗した形になります。

 

自分より強くて突き詰めているレベルも違う人がたくさんいること自体はわかりきっていたのでここにきて悔しいという気持ちはないんですが、結構良い選出を思いついたおかげで今期は強い人にも勝てる自信があったので、期待外れ感、虚無感があります。

一旦休むけどまた終盤にはやるんだろなと思いつつ、勝てないと思うくらいならやらないので本当にやってないかもしれません。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

【SV10シーズン振り返り】〜自分なりに勝つためにやってきたこと〜

皆さんこんにちは。ゆうた(アシレいぬ)です。

SVも気がつけばシーズン10が終わったということで、一つの節目として記事を書くことにしました。

ただダラダラと感想を書くのもアレなので、今回は"自分がランクマッチで高順位を取るためにやってきたこと"をメインにまとめます。

 

1 シーズン結果

まずSV10シーズンの記録(最終順位・負けたシーズンは負け惜しみの瞬間最高レート)は以下の通りです。

S1 40000位台

S2 プレイせず

S3 1886位(最高209⚪︎)

S4 64位

S5 61位

S6 21位

S7 1007位(最高2016)

S8 1954位(最高2059)

S9 45位

S10 1173位(最高203⚪︎)

 

野心のある身内からは、「次は1桁とる!」、「目標は最上位勢!」という声をよく聞きますが、正直自分はこの結果に概ね満足しています。

むしろ取り組み方を見直したS3以降、全シーズンでレート2000達成、4シーズンで最終2桁達成は自分には出来過ぎなくらいです。

さてこの記事では、(最終2桁は世間的な評価では好成績だろうという前提で、)「自分が何をやってきた結果、良い順位を取ることができたのか」取り組みを振り返って見ようと思います。

 

2 勝つためにやってきたこと

 まず導入として、自分は謙遜抜きにポケモン対戦が上手いわけではありません。昔よりは上手くなったと思うし、一定のレベルまでは達したと思いますが、ポケモン対戦への理解度も含め、まだまだ改善の余地があります。それに構築作成力に関してはむしろ低い方だと思います。

 じゃあなんでここまで戦ってこれたかというと、取り組み方が良かったからだと思います。(ここは謙遜しない)

 では自分が何を意識して取り組んできたか、参考になるかはわかりませんが、できるだけ具体的に箇条書きでまとめていきます。

 

⚫︎練度で勝負する

 自分は、剣盾の時はザシアン+カイオーガ、SVではセグレイブ+ハバタクカミやイーユイ+ヘイラッシャなど、結果を出せたシーズンは常に同じポケモンを軸として戦ってきました。いわゆる考察力、発想力とかプレイングスキルよりは練度で勝負するタイプです。

 このメリットはいくつか感じていて、まず1つ目に、ポケモン対戦において行わなければいけない様々な判断を「経験則から引っ張り出して」できるようになることです。

 これによって、何度も当たったことのあるような並びには、そこまで思考を巡らせなくても試合展開がなんとなく予想できるようになったり、それに基づいて適切な判断を下せるようになることで、本来自分より上手い人ともある程度渡り合えたのだと思います。

 だから自分は勝てたシーズンは「自分が上手かったたから」ではなく、「勝ちパターンを用意できていたから」って感覚になります。ちょうどテスト勉強と似た感覚で、選出段階で、「この問題進研ゼミで出たところだ!」と10秒で選出が決まるシーズンは調子がいいです。

 ただし軸とするポケモンは、環境で戦うだけのスペック(特に対応範囲の広さ)があり、かつ自分的に得意な(または好きな)戦い方ができることが前提と考えます。軸ごと腐ってしまったら0からやり直しですからね。。

 また2つ目のメリットとして、「対戦数を稼げる」ことがあります。同じポケモンを使い続けていると、色々な構築を試す人と比べて、「考察」、「育成」、「試運転」など諸々の時間を対戦に回せることになります。対戦数をこなすと練度も上がるし、最高到達点にいくまでの試行回数も稼げるので、かなり好循環だと思います。自分は色違いやボールに拘りがないのも相まって、対戦勢の中では育成等に費やす時間が極端に少ないと思います。

 こればかりはその人のタイプにもよるので一概にオススメとは言い切れませんが、自分はプレイングスキルの差を上手く練度で埋めることができたおかげで目標としていた順位に到達できたと思っています。

 

⚫︎運ゲーをしない

僕は自分の中の決め事として、

・一撃技を採用しない

・電磁波と釣り交換はできるだけ使わない

があります。

 釣り交換はプレイングスキルのうちだと思ってる人もいるかもしれませんが、ある程度のレベルまで来ると相手も択を理解しているので、その上で「それが決まるかどうかの賭けに過ぎない」というのが個人的な感覚です。

(もしかしたら最上位で戦う人にしかわからない勝負勘みたいなものもあるのかもしれませんが、少なくとも自分の実力では、それよりももっと磨くべきことがあると思ってやっています。)

 僕はその勝負強さには自信がないのでトーナメント戦とかにおけるノウハウはわかりませんが、ランクマッチでは順位帯が上がれば上がるほどレートが伸びにくくなっていき、例えば5割ちょっとでしか勝てない見込みの試合を延々と仕掛け続けていても上に居続けることは困難です。

 仮に一撃技や電磁波で打つ回数、麻痺のチャンスを稼げる(いわゆる勝つために必要な期待値を取れる)なら良いと思います。それで勝てるシステムを作るのも一つの実力だと思います。

 ただ、こういった技を使うことにはもう一つ落とし穴があると思っていて、それはポケモンが上手くならない」ことです。

 先ほど自分はプレイングスキルの差を練度で埋めている的な書きましたが、それも一定レベルの立ち回りができる前提の話です。また上手くなればなるほど良い順位を取れるチャンスも増えるわけで、やるからには常に上手くなりたいと思ってプレイしています。

 実は剣盾の時は釣り交換を連発したり、一撃技を採用していた時期もありますが、ある時期からこういった盤面を運で解決できてしまう技の採用をできるだけやめて、自分の力でなんとかする方法を考えるようになったおかげで当時より成長できた部分はあると思います。

 繰り返しになりますがこういった技を全否定しているわけではなく、「ほぼ負け確の状況から一発逆転の可能性を持っておく」ことの強さはある程度認めているつもりです。ただし自分の場合は上記のデメリットを踏まえた上で、こういった技に頼らないことは徹底してきました。

 

⚫︎全対応を目指さない

 よくX(旧:Twitter)のTLで、「〇〇どうしてたの?」みたいな投稿を見かけます。「初手ヒードランランドロスに居座り」とかされたなら気持ちもわかりますが、中には「そんなレベルまでケアできねえよ…」みたいなものも多くあります。

 ポケモン対戦におけるケアって言うのは「試合に勝つ」ためにするものであって、「これをケアできるのは偉いことだから」感覚でするのは手段が目的になってしまっているように思います。

 先ほどの例のように、割り切りラインがぶっ飛んでいる相手との対戦は色々不毛で面白くないなと思うこともありますが、テラスタルという仕様の中では、「相手が理に適った動きをしてくれる前提の選択が裏目になる」ことが多々あるのが現実です。

 では自分は何を徹底してきたかと言うと、「割り切って良いラインを自分の中で決めておく」ことです。このライン設定は感覚的な話になってしまうのですが、「これを何百戦と続けた結果目標とする順位、(自分の場合だと最終2桁とか2桁前半とか)まで辿り着ける算段があるか」です。

 具体的な例を挙げると、先ほどのような行動補償のないヒードランランドロスに素で居座る判断は、「深読みして蜻蛉返りを打ってくれれば裏を削れるし不利対面を乗り越えられるけどまだ試合は続く」⇔「地震を打たれたら2-3からスタートの試合になり捲るのが難しい」→「相手視点素直に地震を押すこともできるからこの行動はリスクとリターンが釣り合ってなくてNGだな」→「その対面を初手から作らないor引先を用意する選出・構築にしよう。」みたいな感じです。

 逆に割り切って良いラインとして設定した例だと、「スカーフハバタクカミはほとんどいないからブーストエナジーが発動しなかったら眼鏡前提で動こう」→「カイリュー厚底ブーツは数が減ってるから、ステルスロックで削れる前提で選試合を組み立てよう。」→「これらで痛い目見る少し試合があってもトータルの戦績にはそこまで響かないだろう」みたいな感じです。

 もちろん無理なくケアできるならした方が良いのは前提です。実際全対応に近い動きを確立できてる構築記事を見るたびにすごいなと思いますし、それを目指すことは何も間違いだと思いません。

 ただそれを目指した結果、そもそもの構築パワーが落ちたり、「〇〇をケアできていない相手を許せない範囲」が広がってイライラするくらいなら、最初から自分の目標設定に合った対応範囲を考えてそれを徹底した方が良いと思っています。

 

3 終わりに

 細かいことを含めるともっと色々取り組んできたことはあるんですが、この類の「勝つための〇〇」みたいな記事はもっと強い人がもっと中身の濃い記事を出してくれてるので、自分らしさのあるなあと思うものをピックアップして紹介しました。

 ありがたいことに結果が出始めてからポケモン教えてくださいみたいなことを相談してもらえる機会が増えたんですが、ハウトゥー本的なものを書けるほどポケモンへの理解度が高くないので、今回の記事は特別センスがなくても取り組み方、意識付けによりある程度勝てるようになった例として参考にしていただからば嬉しいです。

 まあそうは言っても毎シーズン対戦しながら上手い人には憧れてるし、やっぱり練度に頼らなくて良いレベルには行きたいので、また気力が出たら「上手くなること、良い順位を取ること」を目指して頑張りたいと思います。

 毎月末、「こんなクソゲー今月限りで辞めてやる!」くらいの意気込みでやってるので、有言実行で15日くらいまではゆっくりしようと思います。

 ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

 

【SVシーズン9 最終45位】最高最終R2109 〜ディンユイラッシャ零度拒否〜

皆さんこんにちは。ゆうた(アシレいぬ)です。

シーズン9お疲れ様でした。

今期は最終45位という結果を出すことができましたので、構築記事を執筆いたします。

まずは使用してた並びです。

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901160656j:image

 

以下常体

○最終結

TNアイノカタチ 最高最終R2109 最終45位

TNアシレいぬ  最高R2030くらい 最終4桁

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901200658j:image

 

○構築経緯

前期33位のLazyさんの

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901153657j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901153628j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901153630j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901153633g:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901153532g:imageという並びが
・ステロ+あくびで相手を荒らしてからのスイープ(ディン+ユイ+ラッシャ)

・無理矢理数的有利を取ってからの逃げ切り

(鉢巻ランド+眠るラッシャ)

・高火力+クッション2枚のサイクル

(ランド+ラッシャ+ヌメルゴン

という自分の好きな形が詰め込まれていたので、
この5枚の並びを丸パクリで採用。
使用感が良すぎたので、

ステロ枠+ラッシャ+スイープ役+高火力+チョッキ枠という構成を意識して潜り続けた結果この5枠は以下の通りになった。

⚫︎ステロ枠

→総合的にディンルーを超える性能のやつがいない、零度パオがキツすぎたがコノヨザルとかに変えるよりはテラスを変えた方が良いと判断して氷テラスにすることで対策。

⚫︎ヘイラッシャ

→言わずもがな固定

⚫︎スイープ枠

→サーブゴー、襷を剥がしたパオジアン、ステロを入れた眼鏡カミに強いイーユイで固定

⚫︎高火力枠

→高火力はもちろんのこと、蜻蛉返りを使える+電気地面の一環を一気に切れるというサイクル性能が強すぎて霊獣ランドロスで固定

⚫︎チョッキ枠

→29日までヒスイヌメルゴンだったが、眼鏡カミとのサイクル戦がキツすぎたのでムンフォ半減のf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901194618j:imageに変更。

(ディンルーに毒テラス切って誤魔化すこともあったが、氷テラスにしたからそれもできなくなってた。)

そして@1は、
・ドラゴン、ノーマルの一環切り

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901155052j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901155049g:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901155047j:imageがきつい水ロトムに奇襲可能
・イダイトウ、ガチグマといった直線的な並びの超火力ポケモンのストッパーになれる
という要素を持った草テラスf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901162745j:imageを採用して構築が完成した。

 

○個体紹介

①イーユイ@こだわりスカーフ 妖テラス

性格:控えめ
特性:わざわいのたま
調整:CS252 余りH

C:ステロ+オバヒでハバカミを落としたいため特化(計算してないけどだいたい落ちる)

S:特に欲しい耐久ラインなかったのでぶっぱ

技構成:悪の波動 火炎放射 オーバーヒート テラバースト

SVの相棒。

レギュCまでは拘り眼鏡型を愛用していたが、現行ルールでは水ウーラオスの参入によりどう考えても選出・立ち回りが窮屈になったため、今期はラス1スイープ役に徹してもらった。

基本的に対スタンパはディンルーのステロ+ヘイラッシャのあくびで盤面を荒らして、1番通る技でスイープする。

スタンパへの一貫性はディンルー、カイリュー、ウーラオスに弱点をつけるフェアリーが最適と考え、原案者と同じ妖テラスとした。

カイリューの神速をすかせる霊テラスも選択肢にはなると思う。

終盤水テラスのやたら固いしゴルラも持ってるサーフゴーが増えてきつかったので、ディンカイラオスに一貫するからといって、安易に先行テラスを切らないことを意識した。

 

②ヘイラッシャ@食べ残し 妖テラス

性格:わんぱく

特性:天然
調整:H252  B196 D60

HB→できるだけ高く

HD→カミやイーユイに最低限の耐性をつける

技構成:ウェーブタックル、あくび、守る、眠る

最強の詰ませポケモン

物理受けのクッション枠は水ロトムとかアーマーガアも試したが、積み技無効・頑張れば相手の物理を2枚以上まとめて見れるという点が替えが効かず今期も採用。

lazyさんの記事にもあるとおり、対毒菱展開や、ランドロスで初手数的有利を取った後のTODが強力だった。

こいつを使いすぎて今の自分はラム電気テラバパオの波動を感じることができるので、それっぽい動きをされたら妖テラ+眠るで対応していた。

(この手の選出はパオにラッシャの処理を任せてるので、そのままTODできたりした。)

身代わりが欲しい場面もあって、「地割れなんて入るスペースがない」とドヤ顔しているが、裏では挑発ウーラオスに対して「それ地割れケアできてないからね?」って文句垂れてた。

 

③霊獣ランドロス 飛行テラス

性格:意地っ張り

特性:威嚇
調整:H84 A228  S196

H→カミの眼鏡ムンフォだいたい耐える

A→耐久カイリューを2発で倒すためなるべく高く

S→やたら速いヒードラン抜き
技構成:テラバースト、地震ストーンエッジ、蜻蛉返り

火力馬鹿枠。

カイリューより飛行テラバの火力出るのえぐい。

基本的にサイクルチックな構築への崩しアタッカーとして投げるが、f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901160448j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901160450j:imageと合わせて対面的な選出でも力を発揮する。

タイプが偉すぎて電磁波が飛んでこないため、耐久カイリューを対面から飛行テラバ2発で押し切れたりする。

ラオス対面の水テラ水流連打がテラス切っても耐えるか怪しいが、ヘイラッシャ入りにいきなりテラス切らんやろってことで飛行テラバぶっ放してた。めっちゃ強いけど荒削りな運用はしてたと思う。

 

④ディンルー@オボン 氷テラス

性格:わんぱく

特性:わざわいのうつわ
調整:H244 A4 B84 D84 S92

※調整はlazyさんのものを丸パクリです。

技構成:地震、カタストロフィ 挑発 ステルスロック

テラスタイプ以外普通のディンルー。

技構成とか調整は原案者のパクリだが、自分はディンルーミラーでの挑発はあまり打っておらず(キョジオーンとかカバルドンとかカイリューによく打った)、ステロを撒くことと数的不利を取らないことを優先していた。

ディンルーが対面負けて相手のディンルーにイーユイを死に出しすると、

悪派→普通に倒せない

炎技→水テラスされると返り討ちに遭う

妖テラバ→裏のサーブゴーに勝てなくなる

みたいな状況が生じるため、ミラーでは相手のディンルーを一度引かせるか倒し切る動きを意識した。

氷テラスについては零度パオを誘いすぎる並びのためかなり活きたが、裏のイーユイで崩壊するなど決して強いテラスの使い方ではないのでオススメはしない。

自分は構築系統上零度パオを厚く対策したが、他の人がこんなことしてまで零度を対策することは割に合わないと思っており、やはりパオジアンの零度は強いけどしょうもないという結論になった。

 

ジバコイル@突撃チョッキ 水テラス

性格:控えめ

特性:頑丈
調整:HC252 余りD

技構成:10万ボルト、ラスターカノン、テラバースト、ボルトチェンジ

最終盤だけ戦ったいいとこ取りポケモン

毎試合出すわけじゃないので、眼鏡カミが楽になったかと言われると怪しいし、眼鏡ツツミ相手にも後出し前提で動かすのは危険だが、

・零度無効、氷柱、電気テラバ、草テラバ半減なのでランドパオ対面の引先としても使える。

・頑丈を残せば襷じゃないウーラオスに対面勝てる

という点でヌメルゴンと比べて物理ATへの役割が持てるのは偉かった。

あとは当たり前だが対面操作技があるのは偉い。

テラスタイプはディンルーやランドロスに打点を持ててたまたまボックスにいた水にしたが、ヘイラッシャとのタイプ被りが余りにも汚いので、妖の方がいいと思う。

特性パッチを持ってる裕福な人たちはHDアナライズとかにしてチョッキ枠としての役割に厚くしてもいいと思う。

 

ミミッキュ@命の珠 草テラス

性格:意地っ張り

特性:化けの皮
調整:H148 A244 S116

H→珠ダメ効率意識しつつなるべく高く

A→火力確保のためほぼ特化

S→準速イダイトウ抜き

技構成:じゃれつく かげうち ウッドハンマー 呪い

補完枠に入った偉いポケモン

ステロ+あくびや、クッションを絡めたサイクルではガチグマやイダイトウといった超火力ポケモン入りの展開・対面に勝てないので、ラス1からそれらを切り返せるポケモン

こいつが入るだけでf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901164328g:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901164326j:imageと併せてとにかく目の前の相手を殴るだけの対面選出のオプションを作れる。

特に「ウッドハンマー」が偉すぎて、上記2体に加えてテツノツツミやラス1水パトラとかへの打点にもなる。草テラスがあっても水ラオスはきついが、水ラオスの存在のおかげで見えないところからの草打点が刺さっていたと思う。

ロトムへの奇襲がきっかけで入れたポケモンだが、これが決まるかどうかは噛み合いでこの対面ができるかどうかに依存するため、ロトムへの対策として信用して投げるといったことはあまりしなかった。

逆にイダイトウ入りは並びで試合展開を読めることが多く、こいつをラス1に残せれば基本勝てるので信用して投げていた。

ノーマルテラスイダイトウは事故。

余談だけど自分がミミッキュ入りで2桁に入れたのはゴツメ型を使ったシーズン4と合わせて2回あるが、ミミッキュあるある「なんやかんやできる」枠として投入するのではなく、明確な役割を与えて投げた方が性に合っているように感じた。

 

〇選出・立ち回り

・対マジレススタン(ディンカイサーフパオカミラオス

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901190834j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901190829j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901190832j:image

ディンルーでステロ→ヘイラッシャであくびで荒らしてイーユイどの技を通すか考える。

ディンルーはパオにはテラスを切るが、ウーラオスにはステロ→ラッシャ引きでいい。

 

 

・ドヒドディンルーやチオンジェンなど低速気味サイクル

→ f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901191203g:image@2

どんな嫌な並びも頑張ればランドかイーユイどっちかは通るイメージなので、攻め寄りにいくならイーユイを絡める。

ランド1枚で負荷をかけられそうなら、@2はヘイラッシャ+ジバコイルを置く。

 

・キョジオーン入り

→ f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901190834j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901191203g:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901190832j:imageorf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901191709j:image

キョジオーンをカタスト+挑発で流して、ランドかイーユイ通ってくれー。

 

・イダイトウ、ガチグマなど直線的なやつ

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901191203g:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230901191847j:image@1

@1はイーユイが1番多かったが、最終盤はジバコイルも投げてた。

初手ランドがパオと対面してしまったらジバコ引きが結構安定する。

 

・その他

臨機応変に。

 

 

〇重いポケモン

・身代わり残飯水テラスディンルー

→倒せないし地割れ打たれまくる

・ブーツカイリュー

→ステロ込みで処理を考えるから倒せない。

 アホだからステロ撒き忘れて「いやブーツ増えすぎじゃね?」ってなってたこともある。

・鉢巻カイリュー

→基本ミミッキュ出してないから急に来るとぐちゃぐちゃになる。

・スカーフ水ロトム

→誰も倒せない

・テツノブジン

→明確に有利なポケモンがいない

・例のごとく上手いドヒドディンルーとかキョジオーンとかの使い手

→並びが重いというよりプレイングのレベルを痛感させられる

 

○Special thanks

・同じ窓で一緒に頑張ったirukaポケ、あやたかくん

・ヒスイヌメルゴンの個体を分けてくれたからすくん、妖テライーユイ試運転のために貸してくれたおすかるニキ

・シーズン途中応援してくれた皆さん、いつもお世話になってるFFの皆さん。

 

○終わりに

 今期は構築記事で自分が使いたい並びの土台を上手く見つけられて、手に馴染むようになるためにめちゃくちゃ練習したのでその結果が出て良かったです。

 構築については自分が1から作ったものではないですが(というかほぼパクリ)、色んな戦い方ができるのでめちゃくちゃ気に入ってる構築です。今思うと電磁波とか零度とか不快要素のある技の一貫を結構切れていたのが最終盤楽しくポケモンできた要因かなと思います。

 

ただ反省として、ポケモンに夢中になりすぎるあまり、睡眠時間をめちゃくちゃ削ったり、他の趣味とかを疎かにしてしまい、結果を出せたから良かったものの昔の良くない時期の自分と同じような取り組み方になってしまいました。

仕事もだんだん忙しくなってきて身体に無理が生じてきたので、今一度このゲームとの向き合い方を見つめ直したいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

【SVシーズン6最終21位】 最高最終R2117 ~覚醒キバユイラッシャ~

皆さんこんにちは。ゆうた(アシレいぬ)です。

シーズン6お疲れ様でした。

今期は自己最高の最終21位という結果を出すことができましたので、構築記事を執筆いたします。

まずは使用してた並びです。

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601023229j:image

 

以下常体

○最終結


TNマスカレーヌ 最高最終R2117 最終21位

TNアシレいぬ 最高R1950くらい 最終知らない

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601110411j:image

○構築経緯

シーズン1週間前までしっくり来る構築が全く作れなかったので、使い慣れた前期の構築(以下リンク)をベースに組み始めた。

【SVシーズン5最終61位】 最終R2112 ~水泡金魚ラッシャカイナ~ - うたかたのしおふき

 

このうち軸で運用していた「嘴f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020836j:image」or「眼鏡f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020852j:image」+「HBf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020908j:image」+「チョッキf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020925j:imageの並びは確定として、

@2を決めるにあたって求める要素として、
①チオンドクガ等受け寄りの並びの崩し枠
キノガッサ等胞子の一貫切り
③ラッシャ+カイナ誘う鉢巻・眼鏡持ちを上から倒せるポケモン
④電気の一貫切り
⑤ミトム+ガブリアスへの回答
があった。

 

そこでまず①、②を満たすポケモンとして
「巧み+ショック水テラスf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020945j:imageを採用。
⑤のガブリアス入りにも出せて、ここまで苦手寄りなカバルドン展開にアドを取れる「風船」を持たせた。

また③、④を満たすポケモンとして、
前期65位のmellowさんが使用していた「スカーフf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601021001j:imageが強そうだったので採用して構築が完成した。
※これは対戦してて気づいたことだが、草テラスf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020852j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020908j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601021001j:imageの3枚で⑤ガブ+ロトム系統入りに抗えるようになった。

 

○個体紹介

①イーユイ@こだわり眼鏡 草テラス

性格:控えめ
特性:わざわいのたま
調整:H68 B140 C140 D4 S156

HB:キノガッサマッハパンチ確定耐え、カイリューのノーマルテラス鉢巻神速93.75%耐え

C:できるだけ高く

S:準速セグレイブ抜き(多分)

技構成:悪の波動 火炎放射 オーバーヒート テラバースト

 

今期はガッサ対面で色々とお騒がせした金魚。

前期同様基本的に初手から出して、超火力で相手に負荷をかけにいく。

HPをミリでも残しておけば自分より遅い相手を縛れる範囲が非常に広いことに加えて、パーティの性質上数的不利をひっくり返すパワーがないので、このポケモンを安易に切らないことを意識する。

調整や技構成は前期から変えてないが、初手ディンルー対面水テラスを切られて詰むことが多かったので、テラスタイプを水→草に変更している。地震を打たれた場合半減にできるのがたまに偉い。

また、草テラスはキノガッサに対して強くなれるのも大きい。

地ならしor岩封or胞子orマッパ全部に対応できる上に、マッパ以外を打たれる場合悪波で怯みチャレンジのおまけ付き。(結局1度も怯ませなかったけど。)

眼鏡イーユイガッサ対面、素で居座ってTNを晒されたくない方はマッパ耐えの調整+草テラスをオススメです。

 

②ヘイラッシャ@食べ残し 妖テラス

性格:わんぱく

特性:天然
調整:H252 A4 B196 D36 S20

HB→できるだけ高く

A→余り

D→なんかちょっと欲しかった

S→ミラーやキョジオーン意識
技構成:アクアブレイク、あくび、守る、身代わり

イーユイの最高の相方。

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601023615j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601023630j:imageともに相手のパオジアンに居座れないので、パーティに不可欠なピース。

前期以上に初手から強気な動きをされすぎて、元の対面に関係なくパオジアンに受け出すタイミングで「鉢巻噛み砕く」や「電気テラバ」、時には「絶対零度」が飛んでくるのでかなり苦労したシーズンだったと思う。

ここでf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601023630j:imageとかf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601023615j:imageで「パオ対面あえて居座り」とかで目先の試合を拾っても上位にはいけないので、受けきれなくても後述するスカーフf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601023710j:imageで倒すルートを確保して構築単位でカバーすることができたと思う。

基本的な調整、テラスタイプは前期と一緒だが、カイリューマルスケを潰せないのが弱かったので、1ウェポンを地震からタイプ一致打点のアクアブレイクに変更した。

前期は過労死気味だったが、今期はf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601023710j:imageの採用により対面的に相手を見る選出もできるようになったため、かなり彼の労働環境を改善できたと思う。

 

③テツノカイナ@突撃チョッキ 妖テラス

性格:意地っ張り

特性:クォークチャージ
調整:H60 A172 B4 D252 S20

HAB→A高めにそれっぽく振り分け

D→役割遂行のため特化

S→少しS振ったディンルーやミラー意識
技構成:ドレインパンチ地震、ヘビーボンバー、ボルトチェンジ

前期色々な意味で大暴れしたぎょんさむ産テツノカイナを今期も使用。

最終日はほとんど選出機会がなく、オニゴーリにC上げられまくって押し負けて終わったこと以外ほとんど何もしていない。

基本的に高レート帯でしかやる気を出さないため、下振れているロムでは毎試合凍る。

テツノツツミや、こちらのf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601023615j:imageを出せない時のテツノドクガあたりを見るために出勤させていた。

今期はハバカミに対してはスカーフf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601023710j:imageで上から縛る(ブエナ型は火力ないのでf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601023821j:imageで頑張って流す)オプションもあったので、選出は少し控えめになっていた。

 

カイリュー@鋭い嘴 飛行テラス

性格:意地っ張り

特性:マルチスケイル
調整:AS252 余りH

技構成:テラバースト、地震、神速、アンコール

初手から火力ぶっぱポケモン

この型の偉いところは同速負けしなければカイリューミラーの打ち合いにほとんど勝てることであり、パオジアン以外の相手に初手出しが安定する。

特にこの型のカイリューはアンコールの搭載が共通認識になっており、「アンコールをちらつかせてテラバぶっぱ」でイージーを取れることもある。

このようにこのポケモンのアンコール択はツツミのそれと違い、「アンコケアされず居座られても何とかなるが、ケアして引いてくれたら超アドが取れる」ため、テラバ連打が期待値的に有利を取れる動きだと思っている。

ただし基本的にテラス前提なので、裏はテラスを切らずに詰め切れる算段を立てて選出をすることが必要。

動かし方は脳死ポケモンではあるが、こいつのスペックに全て頼っておけば勝てるってほどの脳死ポケモンではないと思う…。

 

⑤サーフゴー@風船 水テラス

性格:穏やか

特性:黄金の体
調整:H252 B20 C4 D76 S156

HD→臆病テツノツツミのドロポンをほぼ2耐え

S→準速ガッサ抜き

BC→余りを耐久高めに設定

※調整は前期48位のちたんさんのものを参考にしました。

技構成:テラバースト、シャドーボール、悪巧み、サイコショック

とりあえず入れ得ポケモン

単体パワーが高いわけではないのであまり出番はなく、チオンドクガ絡み、受けループ、カバルドン入りに対して選出することが多かった。

基本的にチオン対面で悪巧み→テラスを絡めて取り巻きのテツノドクガ、テツノカイナあたりを崩していく。

調整は前期風船サーフゴーで1番順位高かったちたんさんのほぼパクリだが、テラス時にドクガイーユイあたりの被ダメージを抑えることが最重要だったためHDに厚めに振って正解だった。

またツツミ入りに対してf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601023930j:imageが選出できない時も、HPを残しておけばf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601023615j:imageの神速+f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601024001j:imageシャドーボールでツツミを処理するルートが取れるのが偉かった。

技構成は、

・崩しに必要な「悪巧み」

・受けループのハピラキにテラスを切らせたりドクガやカイナに打つ「サイコショック

・タイプ一致で等倍以上取れる範囲が優秀な「シャドーボール

・チオン軸やカバ入りにイーユイがいても出せるように「テラバースト(水)」

で確定。

テラピースがなかった中、仲間大会の景品で水テラス個体をくれたゆぽんさんありがとう!

 

⑥イダイナキバ@拘りスカーフ 地面テラス

性格:意地っ張り

特性:古代活性
調整:AS252 余りH

技構成:ぶちかましインファイトアイアンヘッドもろはのずつき

今期の救世主。

前期の課題であった、「パーティ全体のSラインの低さ」、「ガブ入りのロトムにボルチェン打たれてるだけで負ける」を見事に解消してくれた。

このポケモンの強みは、「高いA数値からタイプ一致で威力120の命中安定技を打てるスイープ力」と「相手視点拘ってるとは思ってないから引きの選択肢を取りにくい」ことで、眼鏡ハバカミとか鉢巻パオジアン、皮の剥がれたミミッキュを何度も奇襲で葬った。

特に「ヘイラッシャを見て出てくるパオジアンは火力アップアイテムや電気テラバを搭載している確率が高く、ヘイラッシャが崩されかけてもイダイナキバで切り返しをできる」点がこの構築のラストピースとしてマッチした。

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601023821j:imageVSあくびの入ったロトム対面も、相手はボルチェンor素引き以外まず押してこないので、f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601023710j:image引きをすることで両対応をする動きが偉い。

技構成は

タイプ一致のぶちかましインファイトは確定で、

@2は飛行テラスカイリューに打つ「もろはのずつき」、フェアリーに打つ「アイアンヘッド」とした。

もろはのずつきカイリューとかにバンバン打った(カイリューが非テラスでもアイススピナー以上の火力が出るため奇襲しやすかった)が、アイアンヘッドはマジで打たなかったため、アイススピナーとか耐久ダウンデメリットのない地震でも良かったと思う。

もろは外しが負けに直結した試合は1試合くらいだったので、外しどころを選んでくれたようである。

 

〇選出・立ち回り

基本的に、

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020852j:imageorf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020836j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020908j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601021001j:imageor f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020925j:image

の並びで投げる。

 

・アーマーガアとかロトム系統

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020836j:imageではなく f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020852j:imageを投げる。

 キョジオーン入りに対してもf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020852j:imageの方が良い。

 

・チオン+ドクガとか受けループ

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020945j:image@2

@2は取り巻きにより考える。

受けループ相手はf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020945j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020836j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020852j:imageorf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601021001j:image

 

・ガブ+ロトム系統

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020852j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020908j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601021001j:image

ガブでラッシャを見つつ、イーユイの草テラバでロトムを崩していくのが理想。

今期は前期切っていたこの並びへの回答を見つけられたことが大きな勝因。

 

・カバカイリューサフゴミミツツミイーユイみたいなやつ

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020836j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020945j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601021001j:image

色々試したけどこれが最適解。

基本的にf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020836j:imageでのテラバ始動だが、カバにはf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020945j:image後投げからテンポを取る。

ツツミのためにf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230601020945j:imageのHPを確保しておくこと、カバのために風船を大事にすることを意識。

 

 

〇重いポケモン

・上手い人が使うキョジオーン、チオンジェン

→普通に勝ち目ない。

・イーユイを出せない並びの眠るヘイラッシャ

カイリューじゃアンコールあっても削りきれない

・トドロクツキ

→イーユイサーフゴーを通せない。挑発や身代わり持ってるとヘイラッシャじゃ勝てないのでカイリューで対面処理するしかない。

・マスカーニャ始動の毒菱展開

→警戒薄くなってて、ラッシャ+カイナみたいな受け寄りの選出してること多くて詰む

 

○Special thanks
・同じ窓で目標達成のために共に頑張ったおすかるさん、ぎょんさむにき、しじょくん、そばくん

・仲間大会の景品で水テラスサーフゴーをくれたゆぽんさん

・最終日2100から更に潜る時に鼓舞してくれたせろさん

・シーズン途中応援してくれた皆さん、いつもお世話になってるFFの皆さん。

本当にありがとうございます!!

 

○終わりに

今期は環境の難易度が高すぎたのもあって、色々割り切った人の一点読みプレイング、期待値の取れていない一撃技等の運ゲ、歪んだ選出にボコボコにされすぎて(メインロムもそれで終わった。)、シーズン終盤本当に心が荒んでました。

せっかくパオジアンに怯みにビビらなくて良い処理ルートを取ったのに絶対零度も飛んできました。

鍵垢のFFの皆さん愚痴を垂れ流しまくって本当にすみませんでした。

それでも自分は思考停止することなく、相手の並びごとに上振れなしで強く出れる戦い方を突き詰めたことが報われて本当に嬉しいです。

正直これだけ結果を出せてもこの環境を好きにはならないので、来期やるかはわかりません。リア友と最終日合宿を予定してますが、SVランクマしてるの自分だけなので、気づいたらお菓子パーティーしてるかもしれません。

とりあえず満足のいく結果を残すことができたので、少しガチ対戦は休みたいと思いますが、またやる気が起きたら頑張ります。

ここまで読んでいただきありがとうございました!!

【SVシーズン5最終61位】 最終R2112 ~水泡金魚ラッシャカイナ~

皆さんこんにちは。ゆうた(アシレいぬ)です。

シーズン5お疲れ様でした。

今期最終61位という結果を出すことができましたので、構築記事を執筆いたします。

いつも構築記事は常体で書いていますが、今回は構築乞食をした身分であるため、敬体とさせていただきます。

まずは使用してた並びです。

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501183957j:image

○最終結

TNマスカレーヌ 最高最終R2112 最終61位

TNアシレいぬ 最高R2060くらい 最終R1972 最終522位

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501132134j:image

○構築経緯

新環境で良い構築を考えられず、今期はぼちぼちやろうかなと思ってたところ、ぽぜすさんが、「俺の構築貸しましょうか?」と言ってくれたので、ありがたく乞食して以下の並びを使い始めました。

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230429225927j:image

 

そしてこの構築の使用感が良かったので、今期はこれをベースに自分なりにアレンジしながら潜ることにしました。

 

これは構築作成者のぽぜっさんがコンセプトとして挙げていたことでもありますが、この構築はf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501104906j:imageの毒」や「f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501104919j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105339j:imageの高火力」を押し付けて、「f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105245j:imageの詰ませ性能」を活かすパーティだと感じました。

VS環境に多かった並びを具体例として挙げると、

カイリュー+サフゴ(+四災)

ヘイラッシャ等クッションを駆使してイーユイサフゴ対面から高火力をぶつけて数的優位またはダメージレース有利を取りに行く

 

・チオン+ドクガ(ドヒド)

→キラフロルの毒で奇襲してダメージレースで有利を取りに行く

といった動きを意識しつつ、コンセプトがブレない程度に以下の通り取り巻きをいじらせてもらいました。

 

・ドドゲザン、マスカーニャf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105428j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105449j:image

原案ではヘイラッシャが苦手なツツミとかハバカミ等特殊アタッカーにあと投げできる「チョッキドドゲザン」が入っていましたが、HBカイリューやテラスを切ったHBサーフゴーに勝てず動かしづらさを感じていました。

またイーユイと攻めの補完がよいアタッカーとして「マスカーニャが入っていましたが、その両方がカイリュー対面でヘイラッシャに交代を強いられるのはサイクル的に窮屈に感じていました。

そこでドドゲザン、マスカーニャの枠を他のポケモンに替えています。

 

まず採用したのが、テツノツツミをはじめとした特殊アタッカーに強く出れて、対面操作技を使える「チョッキf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105428j:imageです。

このポケモンの採用ポイントは

ボルトチェンジを使える(&ディンルーを後投げしにくい)

・サフゴの電磁波をシャットダウンできる

点であり、カイリューマルスケを剥がしながらイーユイを着地させたり、ヘイラッシャの残飯回復を1ターン分稼げたりと構築とシナジーがあるように考えていました。

 

そしてもう1体は、マスカーニャを外したことで宿木や胞子など草タイプの搦手に弱くなったので、その一貫を切れるf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105449j:imageにしました。

たまたまボックスにいたスカーフ型で使いましたが、構築上重い「襷電磁波や拘り眼鏡型のハバタクカミ」両方に強い点が偉いと思ったポイントです。

 

○個体紹介

①イーユイ@こだわり眼鏡 水テラス

性格:控えめ
特性:わざわいのたま
調整:H68 B140 C140 D4 S156

HB:キノガッサマッハパンチ確定耐え、カイリューのノーマルテラス鉢巻神速93.75%耐え

C:できるだけ高く

S:準速セグレイブ抜き(多分)

技構成:悪の波動 火炎放射 オーバーヒート テラバースト

火力ぶっ壊れ金魚。

四災の中で1番好きなポケモンですが、自分の作る構築に上手く組み込める気がしなかったため、使うきっかけをくれたぽぜっさんに感謝したいです。

有利対面を作ったときに相手にかける負荷が半端ないので、選出した時はいかにこのポケモンを安全に着地させるかを考えました。

調整意図は詳しくは聞いてませんが、ミリ耐えが勝敗に直結するので、HBベースの使用感はとても良かったです。

テラスはディンルーに弱点をつけるタイプのうち、この対面でドクガに引かれるのが嫌だったので一貫する水にしました。

イルカマンに耐性も生まれるので、初手のナイーブ対面でテラスを切りながら高火力をぶちこんでアドを取りに行くのも強いです。

草やフェアリーが欲しい場面もあるので、この変更も諸説かなとは思います。

ちなみにディンルーに水テラスケアされたら即負けします。

 

②ヘイラッシャ@食べ残し 妖テラス

性格:わんぱく

特性:天然
調整:H252 A4 B196 D36 S20

HB→できるだけ高く

A→余り

D→なんかちょっと欲しかった

S→ミラーやキョジオーン意識
技構成:地震、あくび、守る、身代わり

 

一度ダメージレースで有利取った時の支配力がやばいのに、不利な展開でも相手の裏・択次第では捲れるという意味わからない性能を持つ。

身代わりはダメージレースで有利取った後の詰ませ性能が高く、カイリューのドラテとか、キョジオーンの塩漬けとか、モロバレルの胞子もシャットダウンしてそのままTOD展開を狙えます。

地味に渦アンコカイリューにも抗えます。

 

また1ウェポンは原案では「ウェーブタックル」でしたが、相手を詰ませるにあたって反動ダメを考慮するのが難しかったので、「地震」に変えました。

地震の理由はHBサーフゴーに再生を押させて、イーユイを無償で着地させる展開を作れると思ったためです。

またパオジアンに受け出した後に、電気テラスorサフゴ引き両方に一貫する選択になれるのが強かったです。

テラスタイプについて、原案は鋼でしたが、パオジアンの技範囲を電気テラスを絡めて等倍以下に抑えれてかつ耐性が優秀な妖としました。

実際ハバカミは構築単位できつめだったので、ここの変更も諸説だと思います。

 

あくびを使うポケモンは色々考えないといけないことが多いんですが、そこに「守るによる体力管理」が加わったのでこのポケモンを使うだけで前期の100倍頭を使いました。

特にこのポケモンは物理の役割集中で崩しに来られることもあるので、「守るであと○ターン体力管理すれば次の〇〇の〇〇を耐える」とか、「素引きやアンコールケアして守るは打たないべきか?ここは強気に守る通さないと体力管理間に合わないか?」とか、毎ターン状況を見て適切な技選択をすることが必要でした。

正直上手く使いきれたかはわかりませんが、このポケモンを上位帯で動かしてある程度通用したのは自信になりました。

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501104919j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105339j:imageで序盤に高火力をぶつけてそのままTODまで持っていけるルートもあったりと、実質今期のエースと呼んで良いポケモンでした。

 

③テツノカイナ@突撃チョッキ 妖テラス

性格:意地っ張り

特性:クォークチャージ
調整:H60 A172 B4 D252 S20

HAB→A高めにそれっぽく振り分け

D→役割遂行のため特化

S→少しS振ったディンルーやミラー意識
技構成:ドレインパンチ地震、冷凍パンチ、ボルトチェンジ

パーティに入った途端基本選出の座を奪い取ったぎょんさむ産朝青龍AI。

電磁波カット、対面操作と構築に欲しかった要素を兼ね備えており、終盤はヘイラッシャの相方として選出頻度が増えました。

役割対象であるツツミやドクガに強いのもそうですが、f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105245j:imageが役割集中を受けて電気テラスパオジアンに崩された時に最後の砦になるみたいな活躍もしてくれて偉かったです。

技構成はタイプ一致で回復ソースにもなる「ドレインパンチ」、サフゴやドクガに打つ「地震」、対面操作技の「ボルトチェンジ」は確定で、@1はハバカミを切り返せる「ヘビーボンバー」にしました。

正直裏から出てくるハバカミの対策は構築単位で誤魔化しで何とかしてる節がありましたが、ヘビーボンバーを入れてからはストッパーになってくれるのでより信頼して選出してました。

テラスタイプは地面とフェアリーを等倍以下に抑えるのは必須で、パオジアンにも負けたくなかったので妖としました。

最終日は3試合連続で凍ってメインロムを崩壊させた一方で、21チャレでは不利展開から3タテ大活躍という役者っぷりでした。

育成までしてくれたぎょんさむニキまじでありがとう。

 

 

④キラフロル@黒いヘドロ 毒テラス


性格:わんぱく

特性:ふしょく
調整:H148  B108 C4 D196 S52

技構成:ヘドロウェーブ、大地の力、ステルスロック、どくどく

ぽぜっさんから授かった自慢の崩しポケモン

ぽぜすさんが単体記事も書いてるので、良ければそちらをご覧ください!(以下リンク)

https://note.com/pozemon_/n/n1956501ee8c4

 

主に受けループとチオンジェン絡みのサイクルに選出して、毒タイプに毒を入れて相手をかき乱します。

毒警戒で引いてきたテツノドクガに毒を入れてステロを撒いてそのまま大地で倒し切るみたいな大仕事をしてくれることもありました。

技構成はコンセプトの「ステルスロック」と「どくどく」は確定で、鋼やドクガを殴れる「大地の力」とチオンジェンに弱点をつけて最大打点の「ヘドロウェーブ」を採用しました。

 

S実数値108だと速いチオンジェンに上から動かれることがあったので、原案からDを削ってSラインを5だけ伸ばしています。

シーズン途中まではf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105245j:imageと組み合わせて毒+身代わり+守るによる詰ませを狙うことが多かったですが、カイリュー+サフゴに強くなくてスタンパへの選出が難しかったので、ピンポメタとして特定の並びに投げるポケモンになってました。

 

今期はこいつの毒+ステロ+アンコカイリューによる地割れの一貫切りで、(なぜか終盤増えた)純正受けループに全勝できたのは大きかったです。

てかチオンジェンのことめっちゃ書いたのに終盤全然おらんやんけ。

 

カイリュー@鋭い嘴 飛行テラス

性格:意地っ張り

特性:マルチスケイル
調整:AS252余りH

技構成:テラバースト、地震、神速、アンコール

最初はこのポケモンの使い方がわからなくて、厚底ブーツを履かせたり、パーティから外したりもしたんですが、強さがわかった終盤はエースになってくれました。

攻め駒としてイーユイより優れている点は相手のカイリューに対してラッシャ引きをしなくて良い点で、ミラーで撃ち合いに勝つ確率を上げるためにSを準速まで伸ばしました。

欲しい耐久ラインも特になかったので、ASぶっぱです。

アンコールがあるため耐久型のカイリューにもそこそこ強いです。

 

初手はパオジアンとか明らかな不利ポケモン以外には居座れて相手に負荷をかけていけるので、そのままf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105245j:imageTODを仕掛けられる試合もあり、またf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105245j:imageが苦手な身代わりに対してアンコールで切り返しに行ける点が相性最高でした。

 

反面、このポケモンでテラスを切るとハバカミや電気テラスパオジアンの一貫ができて負けてしまうことが結構あったので、終盤は特に裏にストッパーになれるポケモンを置くことを意識しました。

 

この型は自分では絶対思いつかなかったので、ぽぜっさんに感謝!

 

⑥サーフゴー@拘りスカーフ 鋼テラス

性格:臆病

特性:黄金の体
調整:H116 C156 S236

H→ハバカミのC187シャドボ87.5%耐え

C→できるだけ高く

S→最速カイリュー+2

技構成:ゴールドラッシュ、シャドーボール、パワージェム、トリック

一家に一台ポケモン

パーティにいるだけで宿木、胞子、電磁波をシャットダウンできる安心感があります。

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105339j:imageにテラスを切ってマルスケを剥がされた後に裏から出てくる眼鏡カミにはf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105428j:imageよりもこのポケモンの方が強いので、他の並びを見て刺さってる方を出す感じでした。地味にツツミも切り返せるのが偉いです。

ハバカミに全対応ができていない故に、選出が3匹でまとまらない相手がどうしてもいたので、その時はとりあえずカイリュー+サフゴを投げるとどうにかなるのが助かりました。

 

反面ディンルーの耐久がおかしくて余裕で後出しを許すので、f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501104919j:imageorf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105339j:imageで序盤から削っておくことを意識しました。

技構成はタイプ一致打点の「ゴールドラッシュ」、「シャドーボール」及び色々と便利な「トリック」は確定として、上位でガモスが増えている報告を受けて「パワージェム」としました。

ドクガに薄い選出をするしかない時に、カイリューの神速+サフゴのジェムで誤魔化せる試合があったので活きることがありましたが、それ以外全く役に立ってないので他の技でも良かったかもです。

 

テラスタイプは霊の耐性を消したい場面とゴルラの火力が若干足りないと感じることがあったため、鋼としました。

最終日にテラスタイプ変更してくれたケチャワチャさんに感謝です!

 

〇選出・立ち回り

基本的に、

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105339j:image(orf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501104919j:image)+f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105245j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105428j:image(orf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105449j:imageorf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501104906j:image

の並びで投げます。

 

・アーマーガアとかロトム系統

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105339j:imageではなくf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501104919j:imageにすることが多いです。

・ディンルー+ハバタクカミ

→ディンルーを削るためf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105339j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501104919j:imageにテラスを切りますが、裏から出てくる眼鏡orブーエナのハバカミに対してf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105245j:imageと合わせてストッパーになりうるf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105449j:imageを絡めることが多かったです。

ただディンルー展開のハバカミは大半はブーストエナジーだった(眼鏡型は初手に出てきやすいのでマルスf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105339j:imageで処理できる)ので、ヘビーボンバーを入れてからはf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105428j:imageをよく投げてました。

 

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501104906j:imageはチオン+ドクガとか受けループに投げます。相手のf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105245j:imageへの解答がドクガっぽかった時に投げる時もあります。

受けループはf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501104906j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105339j:image@1を投げました。

@1はフロルとの役割集中で通せそうなf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501104919j:imageか、掻き乱した後にTODルートを取れるf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105245j:imageって感じです。

 

・選出が3枚じゃまとまらない時

→とりあえずf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105339j:imagef:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20230501105449j:image@1でお茶を濁します。無理構築でも3割くらい拾えます。

 

〇重いポケモン

ガブリアス

なんか先月も重いって言ってた気がする…。

地面弱点が4体いるので、カイリューのテラスで無理矢理処理するか、ヘイラッシャで頑張るしかない。

 

・ハバタクカミ

個体紹介を読むとわかるように全対応ができてません、カイナを投げてない時にブーエナ&瞑想のやつとかが来るとヤバいです。

「全対応しにいくと構築パワーが落ちる」を言い訳に気合いでなんとかすることにしました。(多分この辺りが最上位勢との差だったわ)

 

・水ロトム

今期は型が豊富すぎて、カイリューとイーユイどっちを通せるのかどうか並びだけでは判別できませんでした。

びびってサフゴ+カイナ+ラッシャみたいな選出したら相手への圧力がうんちすぎてゆっくーり負けていきました。

ガブリアスと組んでることが多いのもキツキツポイントです。

 

○Special thanks

・強い構築を託してくれて、シーズン途中も課題とか改善案を共有してくれたぽぜすさん

・テツノカイナとサーフゴーの個体を提供してくれたぎょんさむのアニキ(毎月ありがとう。)

・テラスタイプの変更とか手伝ってくれたケチャワチャさん

・シーズン途中応援してくれた皆さん、いつもお世話になってるFFの皆さん。

ここまで頑張るシーズンにできたのは皆さんのおかげです!本当にありがとうございます!

 

 

○終わりに

今期は職場の部署も異動したことで序盤は気疲れしてしまいSwitchを開くことなく終わっていました。

10日過ぎくらいから少しずつ構築を組み始めるも自分では何も思い浮かばなかったので、強い軸を授けてくれたぽぜっさんには感謝しかないです。

今期は最終61位ということで一応自己最高記録を更新することはできました。

ただ、再戦で当たって「これ何回やっても勝てなくね…?」と思ってしまった強者の方がたくさんいたので、結果自体は嬉しい反面、この先の壁が高すぎるなと思ってしまいました。

夏から仕事がめちゃくちゃ忙しくなるらしいので、さらに上を目指すチャンスはこの四災環境の残り2シーズンだと思います。無理のない程度に、ただ時には無理も承知で来月以降も頑張っていきたいと思います!

ここまで読んでいただきありがとうございました!