【SV10シーズン振り返り】〜自分なりに勝つためにやってきたこと〜

皆さんこんにちは。ゆうた(アシレいぬ)です。

SVも気がつけばシーズン10が終わったということで、一つの節目として記事を書くことにしました。

ただダラダラと感想を書くのもアレなので、今回は"自分がランクマッチで高順位を取るためにやってきたこと"をメインにまとめます。

 

1 シーズン結果

まずSV10シーズンの記録(最終順位・負けたシーズンは負け惜しみの瞬間最高レート)は以下の通りです。

S1 40000位台

S2 プレイせず

S3 1886位(最高209⚪︎)

S4 64位

S5 61位

S6 21位

S7 1007位(最高2016)

S8 1954位(最高2059)

S9 45位

S10 1173位(最高203⚪︎)

 

野心のある身内からは、「次は1桁とる!」、「目標は最上位勢!」という声をよく聞きますが、正直自分はこの結果に概ね満足しています。

むしろ取り組み方を見直したS3以降、全シーズンでレート2000達成、4シーズンで最終2桁達成は自分には出来過ぎなくらいです。

さてこの記事では、(最終2桁は世間的な評価では好成績だろうという前提で、)「自分が何をやってきた結果、良い順位を取ることができたのか」取り組みを振り返って見ようと思います。

 

2 勝つためにやってきたこと

 まず導入として、自分は謙遜抜きにポケモン対戦が上手いわけではありません。昔よりは上手くなったと思うし、一定のレベルまでは達したと思いますが、ポケモン対戦への理解度も含め、まだまだ改善の余地があります。それに構築作成力に関してはむしろ低い方だと思います。

 じゃあなんでここまで戦ってこれたかというと、取り組み方が良かったからだと思います。(ここは謙遜しない)

 では自分が何を意識して取り組んできたか、参考になるかはわかりませんが、できるだけ具体的に箇条書きでまとめていきます。

 

⚫︎練度で勝負する

 自分は、剣盾の時はザシアン+カイオーガ、SVではセグレイブ+ハバタクカミやイーユイ+ヘイラッシャなど、結果を出せたシーズンは常に同じポケモンを軸として戦ってきました。いわゆる考察力、発想力とかプレイングスキルよりは練度で勝負するタイプです。

 このメリットはいくつか感じていて、まず1つ目に、ポケモン対戦において行わなければいけない様々な判断を「経験則から引っ張り出して」できるようになることです。

 これによって、何度も当たったことのあるような並びには、そこまで思考を巡らせなくても試合展開がなんとなく予想できるようになったり、それに基づいて適切な判断を下せるようになることで、本来自分より上手い人ともある程度渡り合えたのだと思います。

 だから自分は勝てたシーズンは「自分が上手かったたから」ではなく、「勝ちパターンを用意できていたから」って感覚になります。ちょうどテスト勉強と似た感覚で、選出段階で、「この問題進研ゼミで出たところだ!」と10秒で選出が決まるシーズンは調子がいいです。

 ただし軸とするポケモンは、環境で戦うだけのスペック(特に対応範囲の広さ)があり、かつ自分的に得意な(または好きな)戦い方ができることが前提と考えます。軸ごと腐ってしまったら0からやり直しですからね。。

 また2つ目のメリットとして、「対戦数を稼げる」ことがあります。同じポケモンを使い続けていると、色々な構築を試す人と比べて、「考察」、「育成」、「試運転」など諸々の時間を対戦に回せることになります。対戦数をこなすと練度も上がるし、最高到達点にいくまでの試行回数も稼げるので、かなり好循環だと思います。自分は色違いやボールに拘りがないのも相まって、対戦勢の中では育成等に費やす時間が極端に少ないと思います。

 こればかりはその人のタイプにもよるので一概にオススメとは言い切れませんが、自分はプレイングスキルの差を上手く練度で埋めることができたおかげで目標としていた順位に到達できたと思っています。

 

⚫︎運ゲーをしない

僕は自分の中の決め事として、

・一撃技を採用しない

・電磁波と釣り交換はできるだけ使わない

があります。

 釣り交換はプレイングスキルのうちだと思ってる人もいるかもしれませんが、ある程度のレベルまで来ると相手も択を理解しているので、その上で「それが決まるかどうかの賭けに過ぎない」というのが個人的な感覚です。

(もしかしたら最上位で戦う人にしかわからない勝負勘みたいなものもあるのかもしれませんが、少なくとも自分の実力では、それよりももっと磨くべきことがあると思ってやっています。)

 僕はその勝負強さには自信がないのでトーナメント戦とかにおけるノウハウはわかりませんが、ランクマッチでは順位帯が上がれば上がるほどレートが伸びにくくなっていき、例えば5割ちょっとでしか勝てない見込みの試合を延々と仕掛け続けていても上に居続けることは困難です。

 仮に一撃技や電磁波で打つ回数、麻痺のチャンスを稼げる(いわゆる勝つために必要な期待値を取れる)なら良いと思います。それで勝てるシステムを作るのも一つの実力だと思います。

 ただ、こういった技を使うことにはもう一つ落とし穴があると思っていて、それはポケモンが上手くならない」ことです。

 先ほど自分はプレイングスキルの差を練度で埋めている的な書きましたが、それも一定レベルの立ち回りができる前提の話です。また上手くなればなるほど良い順位を取れるチャンスも増えるわけで、やるからには常に上手くなりたいと思ってプレイしています。

 実は剣盾の時は釣り交換を連発したり、一撃技を採用していた時期もありますが、ある時期からこういった盤面を運で解決できてしまう技の採用をできるだけやめて、自分の力でなんとかする方法を考えるようになったおかげで当時より成長できた部分はあると思います。

 繰り返しになりますがこういった技を全否定しているわけではなく、「ほぼ負け確の状況から一発逆転の可能性を持っておく」ことの強さはある程度認めているつもりです。ただし自分の場合は上記のデメリットを踏まえた上で、こういった技に頼らないことは徹底してきました。

 

⚫︎全対応を目指さない

 よくX(旧:Twitter)のTLで、「〇〇どうしてたの?」みたいな投稿を見かけます。「初手ヒードランランドロスに居座り」とかされたなら気持ちもわかりますが、中には「そんなレベルまでケアできねえよ…」みたいなものも多くあります。

 ポケモン対戦におけるケアって言うのは「試合に勝つ」ためにするものであって、「これをケアできるのは偉いことだから」感覚でするのは手段が目的になってしまっているように思います。

 先ほどの例のように、割り切りラインがぶっ飛んでいる相手との対戦は色々不毛で面白くないなと思うこともありますが、テラスタルという仕様の中では、「相手が理に適った動きをしてくれる前提の選択が裏目になる」ことが多々あるのが現実です。

 では自分は何を徹底してきたかと言うと、「割り切って良いラインを自分の中で決めておく」ことです。このライン設定は感覚的な話になってしまうのですが、「これを何百戦と続けた結果目標とする順位、(自分の場合だと最終2桁とか2桁前半とか)まで辿り着ける算段があるか」です。

 具体的な例を挙げると、先ほどのような行動補償のないヒードランランドロスに素で居座る判断は、「深読みして蜻蛉返りを打ってくれれば裏を削れるし不利対面を乗り越えられるけどまだ試合は続く」⇔「地震を打たれたら2-3からスタートの試合になり捲るのが難しい」→「相手視点素直に地震を押すこともできるからこの行動はリスクとリターンが釣り合ってなくてNGだな」→「その対面を初手から作らないor引先を用意する選出・構築にしよう。」みたいな感じです。

 逆に割り切って良いラインとして設定した例だと、「スカーフハバタクカミはほとんどいないからブーストエナジーが発動しなかったら眼鏡前提で動こう」→「カイリュー厚底ブーツは数が減ってるから、ステルスロックで削れる前提で選試合を組み立てよう。」→「これらで痛い目見る少し試合があってもトータルの戦績にはそこまで響かないだろう」みたいな感じです。

 もちろん無理なくケアできるならした方が良いのは前提です。実際全対応に近い動きを確立できてる構築記事を見るたびにすごいなと思いますし、それを目指すことは何も間違いだと思いません。

 ただそれを目指した結果、そもそもの構築パワーが落ちたり、「〇〇をケアできていない相手を許せない範囲」が広がってイライラするくらいなら、最初から自分の目標設定に合った対応範囲を考えてそれを徹底した方が良いと思っています。

 

3 終わりに

 細かいことを含めるともっと色々取り組んできたことはあるんですが、この類の「勝つための〇〇」みたいな記事はもっと強い人がもっと中身の濃い記事を出してくれてるので、自分らしさのあるなあと思うものをピックアップして紹介しました。

 ありがたいことに結果が出始めてからポケモン教えてくださいみたいなことを相談してもらえる機会が増えたんですが、ハウトゥー本的なものを書けるほどポケモンへの理解度が高くないので、今回の記事は特別センスがなくても取り組み方、意識付けによりある程度勝てるようになった例として参考にしていただからば嬉しいです。

 まあそうは言っても毎シーズン対戦しながら上手い人には憧れてるし、やっぱり練度に頼らなくて良いレベルには行きたいので、また気力が出たら「上手くなること、良い順位を取ること」を目指して頑張りたいと思います。

 毎月末、「こんなクソゲー今月限りで辞めてやる!」くらいの意気込みでやってるので、有言実行で15日くらいまではゆっくりしようと思います。

 ここまで読んでいただきありがとうございました!