SV S18最高R2096 最終360位 〜無念大泣きミミオーガカイリュー〜

みなさんこんにちは。ゆうた(アシレいぬ)です。

S18お疲れさまでした。

最後勝ち切れなくて構築完成度自体にも納得いっていなかったので、記事を書く気にならなかったのですが、あまりにもカイオーガ軸の構築記事が少なくて僕が出せば少し注目してもらえるかなという浅はかな理由だけで執筆することにしました。

まずは使用していた並びです。

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●結果

TN アシレいぬ 最高2096 最終2013
TN unluck 最高2094 最終19後半

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unluckロムの方は最高地点のスクショしてないですが、詐称でも西暦でもないです。

 

●構築経緯

①禁伝環境1シーズン目ということで、剣盾で全シーズン戦った相棒のf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20240603174154j:image軸を握ることにした。

②環境トップに速いポケモンが多すぎてカイオーガを常に下から動かすのは苦しかったので、それを逆手にとって「トリックルームf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20240603180403j:image」を採用。

ミミッキュがトンボルチェンを絡めたミラコラ+クッションサイクルに弱いので、交代技の上から神速を打つことでダメージレースで有利を取れる「鉢巻f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20240603180458j:image」を採用。

カイリューが拘った時の霊タイプへの引先として相性がよく、ミライドン、カイオーガに無理なく投げれそうな「オボンf:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20240603180528j:image」 を採用。

カイオーガの型について、カイリュー+ドオー@1に組み込む際 、相手の霊テラパオジアンに厚くしないといけないと感じたので、「HBゴツメ型」に決定。

⑥このままではパーティ全体のSラインと崩しが要素足りないと思ったので、「剣舞f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20240603180616j:image」を採用。

⑦最後に純正受けループやアマガラッシャグライドオーあたりが同居する並びを崩せる気がしなかったので、「残飯身代り鬼火祟り目f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20240603180647j:image」を採用して構築が完成した。

 

●個体紹介

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20240603174154j:imageゴツゴツメット テラスタイプ:草

性格:図太い
調整:H236 B236 C4 D28 S4
HB:できるだけ高く
C:余り
D:黒バドのアスビ×2を耐える乱数が結構変わる(89%くらい になる)かつ瞑想意識の偶数
S:ゴツメオーガミラーが多かったので無振りを抜くための4振り
技構成:波乗り 冷凍ビーム 雷 瞑想

 

HBに厚くして瞑想を搭載することで
初手対面駒、クッション、積みエースをやんわり担える数値の化け物になった。

対面駒としては、初手襷物理やコライドン、キラフロルに有利寄りに動ける。

クッションとしては、
初手カイリューパオジアン対面鉢巻ノマテラ神速→霊テラケアでクッションとしてぶつけることで
比較的安全な動きでカイリューの神速を1発以上温存できる。聖剣だとゴツメで倒せておいしいけど氷柱でも耐え。
(ミライドン軸に投げるときは一番残す価値の低いポケモンになってしまうので、すまんけどめっちゃ雑にあと投げしてた。)

またカイオーガをチョッキゴリランダーで見てくるサイクルくらいなら、有利対面で先に瞑想を積む→テラスを切って試合を決めるエースになれる。

このように広く浅く試合展開に応じた仕事ができるのは禁止伝説ならではのスペックだと思った。
レギュFまでそんなことできるポケモンはいなかったので、シーズン途中はやはり感動していた。

一方で「広く浅い働き」は禁止伝説に負わせるタスクか?というの は疑問なところで、上位で結果を出していたミラコラ、ザシアン、バドレックスのように"禁止伝説自体を通すというコンセプト"をカイオーガ軸に見いだせなかった時点で構築としてのパワーは頭打ちになっていたのかもしれないと思った。

テラスタイプはゴリランダーに強めで、かつ構築全体で胞子や宿り木をシャットダウンする手段に乏しかっ たのでそれを意識して草。

 

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20240603180403j:image@命の珠 テラスタイプ:フェアリー

性格:意地っ張り
調整:H228 A252 S28
H:珠ダメ効率
A:火力出すため特化
S:あまり

技構成:じゃれつく 影打ち 呪い トリックルーム

非テラスであればミラコラ黒バドに強い行動保障の鬼。
炎オーガポンが環境から激減したのでかなり動きやすくなった。

上記禁止伝説に加えてパオカミにも有利寄りなので、直線的な相手にはトリックルームを絡めながら異常な強さを発揮する。

特に後述するカイリューと相性が良く、トリックルームから繋いだり、黒バドにテラスを切らせて鉢巻ノマ テラ神速を通す動きは鉄板であった。
アーマーガアとハッサムはきついが、ヘイラッシャには呪いを打つ ことで鉢巻カイリューとの役割集中が成立する。

スタンパに組み込むトリックルームは非常におしゃれである(持論)ものの脆いところがあり、
あくまでカイリューカイオーガのような中速アタッカーに繋ぐ運用であったため、相手の裏からヘイラッシャやディンルー、遅いウーラオスが出てきたときなどは裏目ってしまった。

試合展開や@2からラス1が割り出せることもあったが、やはりギ ャンブル感覚でトリックルームを張らざるを得ない場面が多かったので、
普通に剣舞+ゴースト技で鋼タイプにも腐らないアタッカーにした方が良かったかもしれない。


f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20240603180458j:image@拘り鉢巻 テラスタイプ:ノーマル

性格:意地っ張り
調整:AS252 余りH
鉢巻カイリューミラーが多かったためSぶっぱ

技構成:逆鱗 地震 神速 空元気

もはやこの構築のエースであり、カイオーガに神速圏内に入れるためのサポートをさせる怪物。
序盤のサイクル構築がこいつ一匹で崩壊していたので、最後まで信用して使ってしまった。

カイオーガの天敵であるミライドンにどうにかして勝つルートとして、カイオーガが足を引っ張るor一般枠3枚のサイクルで勝機は見い出せず、カイリューのノマテラ鉢巻神速+パオジアンの不意打ちしかないと思っていたのでとにかくミライドン入りには初手から投げて神速をぶつけにいって いた。

また殴るために切るノーマルテラスが上手くかみ合って霊技を無効にできるので、型やテラス次第で対応方法が異なる黒バドに対してはミミッキュと合わせた処理がかなり安定した。

技構成は、この型のカイリューの本体とも言える最強技の「神速」、最大火力を出せる「逆鱗」、鋼に打つ「地震」は確定として、@1はホウオウや毒菱を餌に低速サイクルを破壊できる「空元気」 とした。

受け崩しとして入れたドラパルトがホウオウにだけは弱めだったので、そこに厚くしたS振り+空元気採用は非常に偉かった。

一方で最終版ハッサムの枠がアーマーガアになったことに関しては死活問題であった。
ハッサムに神速で拘る分にはパオの圏内に入れれるので良しとできるが、アーマーガアは厳しいって。)

 

f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20240603180528j:image@オボンのみ テラスタイプ:鋼

性格:わんぱく
調整:H156 B244 D108
HB:カイリューの鉢巻地震やパオジアンの陽気氷柱を確定で耐える。
H156振りはりあんがおすすめしてたパクリだからよくわからない。おそらく残飯持たせたときの効率。
技構成:地震 欠伸 ステルスロック 自己再生

ミライドンに強いと見せかけて実際打ち分け氷テラバや眼鏡流星群が受かってない上にエレキフィールドで欠伸が腐るので、どちらかというとカイオーガ軸やハバタクカミさえ止めればカイリ ューを通せそうな並びに投げた。

鋼テラスはたまたまボックスにいた親名おすかる個体を使っただけだが、日食ネクロズマ、Bキュレムのようなマイナーエース禁伝の考慮外のストッパーになれるのが偉いのと、こいつにテラスを残せそうな並びならザシアン軸に投げたりもした 。

HBに厚くすることで陽気パオジアンの氷柱落としを耐えるので、まさになんでも1発耐えるカバルドンみたいなポケモンになった。

逆にHDが若干薄いので、オボンのみを持たせてミライドンの流星群を1回は受かるようにした。

カバルドンと違って考慮外の身代りに無力すぎてよく戦犯になるので、終盤はそこまで信用して投げることはしなかった。


f:id:m4HKmQy0ESbSQvb:20240603180616j:image@気合いの襷 テラスタイプ:氷

性格:陽気
調整:AS252 余りB

技構成:氷柱落とし 剣の舞 瓦割り 不意打ち

強くてかっこいいポケモン
少し前まで嫌いなポケモンランキング1位だったのに剣舞で相手を破壊しまくるのが強すぎて今期はまじで惚れた。

上からの蜻蛉+受けがしょうもないのであまり初手からは投げず、前衛で荒らしてからのスイーパー兼サイクル破壊の役割を担ってい た。

技構成は、
最大打点で怯みのおまけ付きの「氷柱落とし」、再現性のある崩しができる「剣の舞」までは確定。

先制技はミライドン軸にいるハッサムやテツノツツミへの打点となる「不意打ち」
@1はパオジアンミラーで困らない+壁展開を破壊する「瓦割り」とした。

当初はホウオウやアーマーガアに打つ電気テラバーストにしていたが、カイリューにテラスを切りすぎて技スペが無駄になっていたので、 相手のパオジアンを見ても投げやすい格闘技を入れることに。
闘技の搭載意義って9割これで威力多少落ちても変わらんくね? と気づき、重かったオーロンゲをカモれる瓦割りにたどり着いた。

ホウオウに対しては剣舞+氷テラス氷柱落とし」でテラス関係なく破壊できることに気づいたので、テラスタイプは氷とした。

オーガ軸を1から組み直すとしても、こいつだけは真っ先に当確で良いと思えるくらい使用感の良かったポケモン


ドラパルト@食べ残し テラスタイプ:虫

性格:むじゃき
調整:H236 A4 B52 C4 S212

※調整はS15で44位だったゴンさんのものから拝借しました。

技構成:ドラゴンアロー 祟り目 鬼火 身代わり

相手視点誰で受けてよいかわからない崩し枠。
優秀なSラインにより多くのポケモンの上から動けて鬼火が刺さる相手が多いので、身代りで起点にできそうな相手がいればスタンパにも投げていた。
(前期1位のザシアンが通るかヘイラッシャをゴチルゼルでキャッチするかの2択を迫るに近い考えで、ヘイラッシャ入りにパオジアンを投げやすくなったのは良かった。 )

テラスタイプはグライオンやドオーの地震とヘイラッシャの雪雪崩の両方に身代りを残せる最強タイプである「虫」
テラピースが駄々余っており、ノーリスクで試せた点も最強であった。


●選出・立ち回り

VS黒バド軸
カイオーガミミッキュカイリュー
※ゴリランダーがいる場合はカイリューから入ることもあった。
ミミッキュで黒バドにテラスを切らせてカイリューの神速を通すのが理想ルート
有利寄りなので7割は勝たないといけない相手。

 

VSミライドン軸
カイリュー+パオジアン+カイオーガorドオー
カイリューの神速+パオジアンの不意打ちでミライドンを縛りたい 。
物理アタッカーにはカイオーガをぶつける。
ハッサムがゴツメになってから剣舞パオジアンが相打ち取られてスイープしきれなくなってしまったので、まじで最後負けまくった。

最終日の勝率4割切ったかもしれない

 

VSコライドン軸
カイオーガカイリューミミッキュorパオジアンが多かったが取り巻きが豊富なのでかなり雰囲気で投げていた。
カイオーガがコライドンに弱くない型のおかげで相性は5分以上にはできた。
パオカミコライ選出相手ならトリックルームが通る。

 

VSザシアン軸
カイリューカイオーガ+パオジアンorドオー
ザシアン軸はザシアンでパオジアンを見れるので@2がパオジアンに薄い。
かつカイリューの神速のストッパーもだいたいザシアンなので、神速連打とカイオーガのゴツメでザシアンを削りまくってカイリューの神速かパオジアンを通すことを意識した。
それが難しそうならドオーの鋼テラスで見ることもあった。
ちなみに最終盤のザシアン軸はハバタクカミから入られまくってコンセプトが崩壊した。


VSホウオウ軸
カイオーガカイリュー+パオジアン
オーガホウオウ対面テラス切らせてカイリューバックから試合スタート。
嚙み合い要素はあったが、だいたい先にテラスを切ってくれるので、概ね有利なサイクルを作れると思っている。
最後は剣舞パオジアンで締めるので理想ルート。
前衛2枚でテラスを切らなくて良い試合なので、パオジアンに氷テラスを切れる。

勝率8割はあったと思う。

 

VSテラパゴス
まじでよくわからんかった。
ミミッキュで呪い入れてカイリューの逆鱗ぶっぱで押し切るが、カイリューより早いアタッカー型だった時の勝ち筋が見えなかった。

 

●雑感

剣盾では最強格であったこともあって、カイオーガ単体のスペックは周り評価ほど低くないと思いました。
ただ個体紹介で述べたとおり、カイオーガ自体をエースとして通すのはやはり無理があるように感じたので、他の禁止伝説と渡り合える構築として綺麗にまとめるのは一朝一夕にはいかないなと感じました。

一応この構築のブラッシュアップは細々と続けていくし、正直このままカイオーガ軸を練り続ければ最終2桁後半に滑り込むくらいには持ち込める手応えはあります。
ただ自分はカイオーガを使うためではなく、勝つことを第一に対戦に取り組んでいるため、黒バドレックス、ミライドン等の方が特殊アタッカーとしてのスペ ックが高いなと思ってしまった瞬間一度そちらに乗り換えてみるべきなんじゃないかと思っています。
相棒ポケモンを使うことを縛りのように感じたくないので。。
結果自分にはカイオーガしか使えないとなれば戻ってきますが、一旦相棒以外の伝説で修行モードに入ります。

というわけでみなさんA0バドレックスください。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。