皆さんこんにちは。
ゆうた(アシレいぬ)です。
もうすぐSV発売ですね。
私は剣盾最後の追い込みで仲間大会に出まくっています。
そのうち昨日参加をしたGドラくん主催の仲間大会を最後に、GS(禁伝2体)ルールの対戦をすることもなくなったので、全シーズン一緒に戦ったザシオーガ軸について記念にまとめることにしました。
お前何回総括すんねんという話ですが、自己満足で記録に残すことを主目的としつつ、1人(欲を言えば30人くらい)でも読んでくれたら嬉しいなという気持ちです。
先日はカイオーガ総括(以下リンク)にて、これまで使ってきたカイオーガの型を中心に記事にまとめました。
https://m4hkmqy0esbsqvb.hatenablog.com/entry/2022/11/08/114049
今回もGSルールが始まったS27から時系列を追った形式としつつ、シーズンごとに使用したザシオーガ構築についてまとめたいと思います。
※どうでも良いですが、僕はザシアン+カイオーガの並びをオーガザシアンと呼ぶ派です。ただ、一般的な呼称はザシオーガになると思うので、本記事ではその通りに表記します。
また、【ザシオーガ総括】と偉そうに書いてますが、この軸の代表者顔をするつもりは一切ありません。Special thanksにも登場しますが、僕より強いザシオーガ使いがたくさんいることは痛いほどほど実感しております。
それではS27から振り返っていきます。
・S27(最終476位)
最初のシーズンは環境が全く分からず苦労した覚えがあります。
①とりあえず相棒カイオーガ
②カイオーガと相性が良く雑に使っても強そうなザシアン
③相手のザシアン受けとして使い慣れているHBアッキサンダー
④ザシオーガばっかりいるだろうからその両方に強そうなすいすい珠ガマゲロゲ
みたいな感じで採用して、@2を入れ替えながら戦っていたと思います。
カイオーガは一番使いやすいとつげきチョッキ型で採用し、ザシアンはカイオーガの潮吹きを耐えるとおいしいのでHD型で、かつミラーに勝つために極力Sに振っていました。
というかザシアンを使うのほぼ初めてだったのでとりあえずHDって感じで、HSやHA調整のどこが強くてどこが弱いとか全く理解してませんでした。
@2はしっくり来なくて伸び悩んでいましたが、
くろこさんの動画で紹介されていたHDガオガエンを入れると、後にこのシーズンの覇権を取ったバドザシ軸に安定するようになり、とりあえずレート瞬間1900↑は達成できました。
ラス1は広い範囲で刺さりそうなマンムーを入れてたらしいです。
一応下に使用構築を貼っておきます。
(Twitter遡ると最高194〇まで行ってたらしいけど全く記憶がない。)
・S28(最終324位)
すみませんこのシーズンはS27以上に記憶がないです。
中盤までは調子よくて、2ロム1900は達成したんですが、最終日付近に勝ちきれずに1900↑に乗ったところで撤退したのは覚えてます。
多分S27と同じ並びを使ってました。
記憶が定かでない時点でそこまで突き詰めて考えれてなかったのだと思います。
ただ今振り返ると、珠ガマゲロゲがいることでザシオーガミラーやラキヌオーの並びには強く出れており、ガオガエンがいることでバドザシ軸への勝率も良かったので、そこで勝ちを拾って1900には乗せれていたのだと思います。
・S29(最終62位)
このシーズンは月末に合宿を予定しており、レート2000達成に向けて燃え滾っていたシーズンで、実際パーティを色々と改善しています。
S27.28からは以下のとおり変更を加えました。
ガマゲロゲが受け破壊の役割を持っており、ラキヌオーに強く出てくれていたのですが、この辺りで流行りだしたホウオウナットに苦労していたためです。
偶然の産物として、ランドロス+ガオガエンの威嚇撒きコンビが結成されたので、この2枚を安全にクルクル回すだけでネクロズマやゼクロムを機能停止させることができるようになりました。
この時期はカイオーガの通りがすさまじく悪く、トリトドンを見たら投げないスタイルを取っていたので、特にネクロ絡みの構築にはザシアン+ランドロス+ガオガエンの3枚で戦えるようになっていたのが大きいです。
②ザシアンの性格を慎重に変更
自分の中では革命的な変更でした。
ここまでザシアンの努力値は臆病潮吹き耐えで振っていたですが、控えめチョッキ型で初手ダイマされると調整が無に帰してしまうんですよね。
実際この時は「相手のカイオーガはこちらのチョッキカイオーガで対面的に見る」人が多く、チョッキカイオーガを初手出しされることが多かったです。
そこで、「これ控え目雨ダイストリームまで耐えたらアドじゃない?」と考えて性格慎重にしました。
ダイストリームを1回耐えると2回巨獣斬を叩き込めるので(火力が貧弱で落とせはしませんが)、こちらのカイオーガのダイサンダー圏内に入れれます。
当時カイオーガはミラーでちょうど上を取れるように調整していたので、この動きがハマると無傷で2ターンダイマが残ったカイオーガを場に残しつつ2-2の状況を作ることができます。これでミラーの勝率がぐんと上がりました。
また他にも控え目イベルタルの珠ダイバーンを耐えたり、サンダーの珠ダイジェット+ダイサンダー(バーン採用は少なくてあまり押されなかった)を乱数で耐えたりと、イージーウィンを連発してくれました。
③ラキヌオー対策枠の採用
①でガマゲロゲ→ランドロスにしたことで、ラキヌオーがきつくなったので、このシーズン以降はそれを崩せる答えを用意するようになりました。
S29では、ヌオーとの対面を作って引き際に零度を打つことができ、また他にも重かったウオノラゴン、ガマゲロゲ、トリトドンに強いアローラキュウコンを採用していました。正直この枠は諸説です。
パーティは以下の通りです。
そんなこんなで初のレート2000&最終2桁を達成した思い入れのあるシーズンとなりました。
・S30(最終101位&150位)
このシーズンはS29の構築が無難に使いやすかったこともあり、ほとんど並びはいじってません。
ただアローラキュウコンの枠が綺麗じゃなかったので、水地面勢に強くてラキヌオーを崩せるポケモンを模索していました。
身代り零度ラプラスを使ったこともありましたが、ダイマしない前提で使うラプラスはザシアンに隙を見せすぎて零度の試行回数が稼げず、そもそも零度に頼る時点であまり良い期待値が取れないなと思い始めてました。
そこでふと思いついたのが、草技持ちのHB鉄壁ボディプレナットレイです。
ナットレイVSヌオー対面を作ると必ず草技はケアされるものの鉄壁→ボディプレの流れはケアされなかったので、物理格闘タイプでナットレイを見ている選出にはイージーウィンを取ることができ、無理な並びにも宿木サイクルでTODを仕掛けるオプションが作れました。
練度は要るものの零度に頼らない回答を見つけられたと思います。
結果このシーズンは惜しくも最終2桁は逃してしまいましたが、2シーズン連続のレート2000を達成することができました。
・S31(最終857位)
このシーズンは一言で表すと苦労のシーズンでした。
まずテンプレのカイオーガがメタられすぎて、チョッキ型の採用を断念しました。
そして並のメタ程度であればゴリ押しで破壊できるであろう命の珠を持たせました。
この軸の師匠であるタクトさんが、めんどくさい相手を破壊できて使用感が良いと言っていたのがきっかけだったと思います。
併せて、
・トリトドンを採用することで相手のカイオーガを対策でき、珠オーガが瞑想する起点を作れること。
・黒バドについてはトリルポリ2で切り返しができること。
を教えていただき、チョッキを外すことで多少重くなる点を補うことができました。
ちなみにこの時期あたりにザシアンは最速HSで使い始めました。
・チョッキオーガが減りまくっててHD調整を活かせる場面が減ったため
・ガオガエンがいなくなったのでバドザシ軸とは対面的な試合になることや、トリトドンの加入によりザシオーガミラーでアッキサンダーの選出頻度が減るので、ザシアンミラーでは勝てる前提でプランを立てたかったため
です。
結果、以下の並びで瞬間1900↑まではたどり着けました。
が、最終日前日にまた溶かしてしまいました。
そこで最終日専用に構築を練り直し、
ダイマ枠が珠オーガ一択になってしまうのが非常に窮屈であり、またムゲンダイナ絡みに運要素なしでは勝てる方法が見つからなかったことへの対策として
・珠ランドを復帰させ、カイオーガにはラムのみを持たせる。
・ザシアンにサイコファングを覚えさせる。
ことで、以下の通り「メタにはメタで返す」汎用性を捨てたパーティを完成させました。
※ラムのみ型は先に瞑想を積むと、(持ち物ががバレてなければ)トリトドンやラッキーに勝てます。ハピナスは無理。
それでも結局は最高191〇止まりで最後溶かして終わってしまい、非常に悔しいシーズンになりました。
・S32(最終109位)
このシーズンは心機一転、新しい風を取り入れようということで、各軸に採用されて結果を残していたラッキーやヌオーを自分も使ってみることにしました。
また、前期のくろこさんの最終日動画でカイオーガ+ザシアン+テッカグヤでラキヌオーにTOD勝ちしているのを見て、受け寄りの並びを崩し切るだけでなく、ダメージレースで勝ちにいくオプションを持つのいいなと思い、真似してテッカグヤを採用しました。
それでパーティを色々試してるうちに、
バドザシ軸やザシオーガ軸→チョッキオーガ+最速ザシアン+襷エスバ
ホウオウナット→初手珠サンダーで半壊させてラッキーやテッカグヤでTOD
みたいな感じで環境トップへの戦い方が落ち着き、序盤でレート1800達成&葉桜オフでは本戦出場をすることができました。
この時のパーティは相手によって受け攻めの切り替えができるところがおしゃれで今でもお気に入りです。一応下に並びを貼っておきます。
ですが一方で電気の一貫を切っていない欠陥構築であることと、当時猛威を振るっていたラキルギア系統やイベダイナゴチルメタモンの並びに勝てなかったので、程なくしてパーティは解散しました。
新しいパーティでは、
ラキルギア系統やイベダイナゴチルメタモンへの回答として、
HBゴツメオーガ+襷ドサイドンを採用しました。
HBゴツメオーガは、ギリギリカイオーガとしてのスペックを維持しつつ、剣舞ザシアンをメタモンにコピーされた後の切り返しの駒になれる点が強く、特にイベダイナゴチルメタモンのような並びにザシアンとともに採用しました。
(結果剣舞があってもダイナが若干きつかった。)
また襷ドサイドンについては、
・イベダイナゴチルメタモン相手にオーガザシアン@1として選出することで、オーガと同じくコピアンを無理矢理切り返す駒にもなり得て、ラス1物理イベルタルとのタイマンでも勝てること。
・ラキルギア系統に強く、また炎技を採用することでホウオウナットの並びを破壊できること。
・地震の乱数次第でザシアンに勝てて、またかみ砕くを採用することでラス1黒バド対面にも勝てること。
・ここまで切れていなかった電気の一貫を切ることができること。
などいくつも偉すぎるポイントがあり採用しました。
パーティ画像は行方不明なので割愛…。
ただしこの構築の欠点として、
HBオーガ+ドサイドンの並びがヌオーへ負荷があまりかけられず窮屈すぎました。
またザシオーガミラーも相手の取り巻き・選出次第では決して有利とは言えず、いわばその場の勢いでどうにか戦ってる感じになっていました。
そしてドサイドンがザシアンに勝ったとして、裏から出てくるイベルタルに無限にジェットの起点にされるのを見て、いよいよパーティに限界を感じて解散しました。
HBオーガて特殊イベルに強くはないですからね。。
こんな感じで色々試してる中で、「ザシアンと黒バド両方に仕事できるエスバ強くね?」となり、このシーズンは珠エスバ+ザシアン+スカーフオーガを主軸とした非常にシンプルな戦術に落ち着きました。
基本的に対面的なパーティであったものの、
・A特化身代わり剣舞ザシアンが搦め手を駆使してくる相手にイージーウィンを連発できた
あたりが強く、比較的広い範囲の並びに対応できたと思います。
ただレート2000を達成するのは苦しい完成度だと感じていたので、最終2桁だけを目指して保存してしまい、最終109位という結果に終わりました。
・S33(最終73位)
長かったGSルールも最終章ということで、この月はモチベMaxで取り組みました。
元々シーズン中盤(確かポケリーグの時期)に差し掛かる前に、「HBゴツメオーガ硬かったな。これ持ち物を残飯にしたら強そうやな。」ということで、HB身代わり瞑想残型で採用しました。
実際このカイオーガの使用感がとても良く、また先月使用したHAザシアンの火力も手放したくなかったため、この2枚を軸に一度構築を組み立て直すことにしました。(これが20日前後のことだったと思います。)
具体的には、「環境に多い軸に対して脳内で3体選出して簡単に試合を回し、これなら勝てると思ったらOKという作業を順番にやって、総ポケモン6体に収まるようにする」ということをしていました。ここまで真剣に1から構築を作ったのは初めてでした。
実際にここで並べた6体を最終日まで使っているので、脳内シミュレーションの成果が出たと思います。
オーガザシアンに通りの良い珠サンダーや相手のザシアンへの引き先になれるゴツメヌオーに加え、
①バドザシには壁とまきびしのサポートで勝つためのクレッフィ
②黒バドや珠サンダーに後出しできて、ルギア・ルナアーラに強く、また技構成次第ではホウオウナットごと破壊できるバンギラス
など新戦力を迎えて、パーティが完成しました。(以下画像)
環境に少ない軸はほとんど切っていたので、マッチング運で伸び悩むことはありましたが、最終日1900からわりと順調にレート2000を達成することができました。
最後だけはもう一度2000↑を取りたいと思っていたので、本当にうれしかったです。
ちなみにリボンオフ準優勝もこのパーティで達成しました。
・S36
ランクマサービスが実質終了して78年間の長い戦い()が始まったわけですが、私はリホウさん主催のガラルW杯でGSルールを担当していたため、普通に試運転として潜っていました。
この環境は当時と違って、試運転をするガチ勢と残りのサービスを楽しむエンジョイ勢が混在していて、かなりカオスだった印象です。
ガラルW杯もトーナメント方式の一発勝負ということなので、「当時の環境に寄せて作ったS33の構築よりも、こちらのコンセプトを押し通せる構築の方が良いな。」ということで、S31の最終日付近まで使っていた珠オーガ軸を使うことにしました。
厳密にはS33でタクト師匠が最終2桁前半を達成した並びを真似て作ったのですが、結果的にS31と酷似したという感じで、動かし方はだいたいわかっていました。
最後までS33の構築でいくか迷っていたことが本音ですが、ランクマの試運転で爆勝ちして速攻で瞬間1桁を達成できて感触が良かったことが決め手になりました。
ガラルW杯本番でも、個人戦績4-1でチームのベスト8進出に貢献できたのかなとは思っています。
・(Special Thanks)
・何度もザシオーガ軸の構築・立ち回りについてアドバイスをくれて、時にはザシオーガへの露骨なメタに対する愚痴で一緒に盛り上がってくれたタクトさん。
・クレッフィの調整や動かし方を教えてくれて、それ以外にもザシオーガのあるあるや立ち回りを共有してくれたなみへいさん。
・ザシオーガに限界を感じていた時にDMで結果を出した構築の選出や立ち回りパターンを共有してくれたおろしぽんずさん。
・ザシオーガの相談に乗っていただけて、また育成モチベが枯れている中ラキヌオーを恵んでくれたはるちーさん。
・自分をきっかけにザシオーガを使ってくれて、オフなどで自分よりも良い結果を出して刺激を与えてくれたirukaくん。
・ザシオーガ鯖で一緒に対策を考えてくれた皆さん。
・自分をザシオーガの人と呼んでくれた皆さん、応援してくれた皆さん。
・GSルールを通じて一緒に戦ってくれたザシアンとカイオーガ。
・終わりに
「なぜ全シーズンザシオーガ軸を使い続けたのですか?」と聞かれると、
・露骨なメタや向かい風にに負けるまいと意地になっていた
・今更禁止伝説枠を変えたところで勝てる自信がなかった
・採用理由愛
正直どれも当てはまるので明確に答えをひとつに絞ることはできません。
ただ唯一言えることは、今では全シーズンザシオーガ軸を貫き通して良かったと思っています。
GSルールは、
・運や嚙み合いの要素が強すぎ。
・普通に対戦環境として面白くない。
・そもそも7カ月が長すぎる。
など、批判的な見方をされることが多いと思いますが、
それでも自分にとっては思い入れのあるルールで、今振り返ってもこの7カ月間+αはかけがえのない思い出になっています。
少々長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。