どうもこんにちは。ゆうた(アシレいぬ)です。
今期はSV初の最終2桁を達成することができましたので、構築記事を書かせていただきます。
〇並び
〇結果
TN:マスカレーヌ 最高最終R2146 最終64位
※現在出先のため、ゲーム画面は後ほど掲載します。
〇構築経緯
今期は土日だけ潜る予定で1から新しい構築を考えて試す余裕がなかったので、
とりあえず前期最終日付近に使用していた並びをベースに組み始めることにした。
https://m4hkmqy0esbsqvb.hatenablog.com/entry/2023/03/02/192537
このうち+++の並びはしっくり来ていたので、その補完として欲しい要素を持った新戦力として、
・初手出し要員として安定感がある
・胞子の一貫を切れる
・ステルスロックを撒ける
「襷」を採用。
↓
コノヨザルのステロから一方的に高火力を押し付ける展開の使用感が良く、逆にヘイラッシャやドオーのような受けに回る駒で相手の動きに対応するのが難しく感じるようになったため、基本選出を「攻め駒+クッション」から「コノヨザル始動のステロ展開」に変更。
↓
の型について、
ステロ展開をするなら瞬間火力よりもスイープ性能が必要だと思ったので、
「拘り眼鏡型」→「ブーストエナジー型」に変更。
※セグレイブは命の珠型でもある程度の対面性能を確保でき、重要な崩し役を担っていたため前期と同様の型で続投。
↓
ステロ展開と相性のいいアタッカー枠として、
・エスパー(というかクエスパトラ)の一貫を切れる
・相手のステロ・毒菱展開に強い
・Sを振って格闘技を入れることでここまで重い相手のドドゲザンに強く出れる
という条件を満たした「」を採用。
↓
・構築コンセプト変更により選出機会が少なくなっていたこと
・ハバカミの型を炎テラス瞑想マジフレ型にしたことでジバコイルやロトム等を起点にできるので、これらの選出を渋らせるのは弱いと思ったこと
から、泣く泣くを解雇
↓
最後の1枠として、コノヨザルが初手に仕事をしにくいミミッキュ、マスカーニャ、テツノブジンに初手出しできる「」を採用して構築が完成。
〇個体紹介
①セグレイブ@命の珠 電気テラス
性格:意地っ張り
特性:熱交換
調整:AS252余り4
技構成:巨剣突撃 テラバースト 剣舞 氷の礫
前期に引き続き命の珠電気テラスで採用。
相手のヘイラッシャをごり押しできて最低限圏内に押し込むパワーがある。
また今期は挑発ビルドイダイナキバを外したので、対面駒でもあるが、キョジオーンや受け寄りの並びの崩し枠としての役割を持っていた。
一見セグカミラッシャに強めなジバコイルやハッサムを起点に電気テラス剣舞を積む動きが強力。
もも後発から出したいポケモンだったので、相手を1体以上薙ぎ倒して高火力の礫を叩き込んで退場する中継ぎ枠として場に出すことが多かった。
一方命の珠や巨剣突撃のせいで場持ちが悪く速攻で先制技圏内に入るので、本来有利なはずのカイリューがめっちゃきついのがネック。
剣舞を積める展開は3タテを決めてくれることもあったが、その反面テラスを切ることが前提であったり、ステロを撒かれると一気に弱くなるので、選出は慎重に行なった。
②ハバタクカミ@ブーストエナジー 炎テラス
性格:臆病
特性:古代活性
調整:H148 B108 C180 D12 S60
技構成:ムーンフォース パワージェム マジカルフレイム 瞑想
※調整は前期34位のよだれだこさんの構築記事から拝借しました。
ブーストエナジーによりまた新たな境地に達してしまった神。
拘り眼鏡型と比べてストッパー・スイーパー性能共に高く、技を打ち分けて優秀な補助技も駆使できるので、交代ボタンを押さない前提であればスペックが段違いに向上する。
あとテツノツツミに対面強くなるのがめちゃくちゃ良い。
ブーストエナジーの強みを活かす(というより弱みを消す)ためにできるだけ後発で通すことを意識した。
テラスタイプは礫やバレパンなど先制技耐性をつけて動く回数を増やすことができるタイプのうち、「マジカルフレイム」の火力を上げられる炎とした。
「炎テラス+瞑想(+マジフレ)」でジバコイルやテツノドクガ等本来不利寄りの特殊アタッカーを起点にする動きが強そうだったので補助技に「瞑想」を採用した。
またシャドーボールはそこまで打つことがなく、不意にくる炎テラスが構築単位で重かったので、「パワージェム」を採用した。
調整が本当に偉く、カイリューのA+1地震をA特化でも高乱数で耐えて、火力も低くないので、呪いなどでマルスケさえ剥がせれば竜舞積んだカイリューを上から切り返してくれる。
③ヘイラッシャ@食べ残し 草テラス
性格:腕白
特性:天然
調整:H252 B196 D60
HB→できるだけ高く
HD→ハバカミの妖テラス眼鏡ムンフォ確定耐え
技構成:地震 あくび 守る 眠る
かなり前のめりな構築になったので、今期はほぼ見せポケであった。
それでも選出段階で相手の積み展開を渋らせたり、が起点にできる特殊アタッカーを引っ張り出せるなど、パーティに入れておくだけで圧力を与えてくれたと思う。
あまりにも選出しなくなったので、いっそ特定の軸にメタを張った技構成にすることとし、毒菱+イルカマンにTOD勝ちできる「眠る」、イルカマンと同居するジバコイルを意識して「地震」を採用した。
テラスタイプは潜らない平日にピースを集めることに成功したため、イルカマンの草結びとジバコイル両方に耐性を持ち、いざ来ると重いミミガッサの並び両方を見れるようになる草とした。
終盤にかけて勝率が著しく落ちていた対イルカマン軸だが、ヘイラッシャをこの型にしたことで苦手意識がなくなって良かった。
④コノヨザル@気合いの襷 炎テラス
性格:陽気
特性:やるき
調整:H188 B68 S252
技構成:憤怒の拳 地ならし 呪い ステルスロック
HB→特化セグレイブの巨剣+礫を97%以上耐え
S→最終日付近環境のコノヨザルがみんな速かったので、ミラー意識で最速
行動保証+S操作により安定してステロ展開を作れる点は前期序盤まで使っていたサケブシッポと同様であるが、このポケモンは対面駒として相手を倒す力もある。
眼鏡カミとか眼鏡ドクガに対面勝てるので、必ずしも2-3から試合を始めるわけではなく、目の前の相手を倒すのか、S操作+ステロで起点に徹するのかの判断が重要。
技構成は
構築コンセプトの「ステルスロック」
S操作&キラフロルやテツノドクガを倒せる「地ならし」
最大火力の「憤怒の拳」
@1はドレインパンチや命懸けも候補だが、HP1からでもヘイラッシャやカイリューに負荷をかけて後続に繋げる「呪い」を採用した。
上手い人は初手蜻蛉やボルチェンで襷を割ってからハバカミや眼鏡ドクガを着地してくるので、その両者にカウンターを決められる炎テラスで採用。
ミミッキュと対面してしまった場合もたまに切る。
初手出しで仕事できる範囲が非常に広いため、
テツノブジンやミミッキュのような一部の明確に苦手な相手にだけ取り巻きで回答を用意しておけばよく、選出・立ち回りが歪むことが少ないためブレずにコンセプトを通せることが多くて偉かった。
ただ初手コノヨザル一点読みでガンメタポケモンを投げられた時はボコボコにされた。
⑤ドドゲザン@黒い眼鏡 悪テラス
性格:意地っ張り
特性:総大将
調整:AS252余りB
技構成:ドゲザン 不意打ち けたぐり アイアンヘッド
基本的にラス1を託す大将枠。
環境のドドゲザンの Sラインがどんどん伸びていた気がしたので、調整はASに振り切った。
技構成は、
最大打点の「ドゲザン」
先制技の「不意打ち」
ミラーとノーマルテラスに打つ「けたぐり」
フェアリーテラスに打つ一致打点の「アイアンヘッド」
この技範囲を確保すると、
中継ぎのやが相手に切られやすい、ノーマル・鋼・フェアリーテラスタルどれがきても裏から弱点を付ける点が強い。
「ここでの巨剣を妖テラスで透かされても、その時は土下座のアイヘで倒せるよね」精神でセグレイブが突撃しまくれた。
あと最終日の最後の試合は1サイクル目でけたぐりを見せたこともあって、ミラーで妖テラバを切られたので、それを見てからアイアンヘッドでスイープして勝つことができた。
相手の裏次第では数的不利を捲れる性能があるので、テラス権を先に使うか、こいつに勝ちルートを託すかの見極めが大事。
(裏にハバカミやミミッキュがいそうならテラス切らないから他のポケモンに切っちゃう、ガブリアスとかセグレイブがいそうなら悪テラス残しとこみたいな)
不意打ちは最強の先制技だが結局択が生じるので、の呪いから繋いだり、不意打ちを押さなくても相手の技を耐えるかダメ計したり、なるべく打たなくても勝てる道を探すことを意識した。
↑
これは理想論で接戦の際は何度も魂の勝負を仕掛けた。
⑥ミミッキュ@ゴツゴツメット 草テラス
性格:意地っ張り
特性:化けの皮
調整:H228 A252 S28
H→化けの皮効率
A→火力を確保するため特化
S→耐久カイリューや最速アラブルタケなど意識
技構成:じゃれつく かげうち 呪い シャドークロー
今期の救世主。
相手の展開への警戒心が高く、初手にマスカーニャやテツノブジンをよく出されるので、そこに合わせて初手出ししていた。
持ち物は命の珠が余ってなかったので、ミミッキュ好きのだみくんに相談して提案してくれた「ゴツゴツメット」を採用。
マスカーニャやテツノブジンがの皮を剥がすときはだいたい叩き落とすを打つので、ゴツメダメ+じゃれつくで襷を貫通して倒し切って試合を3-2から始められる。
またミラーでもゴツメの補助+H振りにより対面有利を取ることができる。
HAベースにすることで相手のダメ感的に落とせるところをミリ耐えして切り返すみたいな展開がたくさんあったので、耐久振りにして正解であった。
テラスタイプはヘイラッシャが出せない並びのイルカマンや胞子勢に相手の見えないところから勝つための草
技構成はメインウェポンの「じゃれつく」、「かげうち」、ヘイラッシャなどの物理受けに引かれた時に負荷をかけられる「呪い」は確定。
@1は自由枠で、
・サーフゴーへの打点になるシャドークロー
・めんどくさい系のポケモンを呪いと合わせて崩せる挑発
あたりを使い回した。
イルカマンに絶対勝ちたいならテラスタルを活かせるウッドハンマーにしてもいいと思う。
初手だけでなく中継ぎ枠で出して、
呪いで相手の積み展開を流したり、の不意打ちで縛りにいく動きも強力で、格闘勢にテラスタルを切らせられるなどタイプ上の相性も偉かった。
〇選出・立ち回り
●基本選出
→@2セグカミミミ土下座から通ってるやつ2枚
ステロ展開から積んだり殴ったり呪ったりして高火力で押し切る。
相手もステロを撒きそうならなるべくは出さない。
相手にがいたらこちらもで応戦。
格闘タイプがいたらなるべくは投げない。
ツツミがいたらハバカミを投げたい。
終盤はコノヨ+カミ+土下座の通りが良すぎて7割以上出した。
ただしコノヨ展開をしづらい以下のポケモン入りには選出を工夫する。
・テツノブジン
→@2
+が多かったかも。
・ミミッキュ
→@2
なるべくミミッキュを合わせるが、どうしてもステロが欲しい時は炎テラスを切る覚悟でから入ることもある。
・マスカーニャ
→で地ならし→ステロ→の礫で縛る動きが取れるが、
変幻自在で悪やフェアリータイプになられると礫で縛れないのでなるべくから入りたい。
●対フロルカイリュー等毒菱展開
→++
ステロと毒菱は好きに撒かせて相手を倒すことを優先、裏に設置技が痛くないポケモンを置いて詰め切ることを意識する。
地ならしでフロルを倒す→カイリューに呪いを打って退場→+で詰めるのが理想ルート。
●対塩カミドクガアマガカイナみたいなやつ
→+@1
ステロ+呪いの削りからセグレイブの剣舞で崩していくことを意識。
カイリュー入りならハバカミを投げたい。それ以外なら土下座の方が良い。ミミッキュもたまに出す。
●イルカ軸
→+or@1
とにかく数的有利をとってイルカマンに切り返しをさせず勝ち切る動きを意識。
毒菱要員いたら、対面的な並びならを投げたい。
〇重いポケモン
・急に炎テラスタルしてくるやつ
→炎タイプへの打点が構築単位で乏しい。
・鉢巻ガブリアス
→地面の一環切れてないため、殴られてるだけで負ける。炎テラスなんて切られたら最悪。
→コノヨセグカミが不利を取る。こちらのミミッキュか、テラスで無理矢理処理する。
・テツノブジン+アマガとかハッサム
→ミミッキュからしか入れないのに、後出しからテンポ取られるポケモンがいるのはキツイ。
・アラブルタケ
→未だに明確な倒し方わからん。
・HB気合い玉サーフゴー
→コノヨやミミッキュじゃ勝てない寄りだからドドゲザン投げたら飛ばされた。
〇Special Thanks
・ハバタクカミを始め色々と対戦用個体を提供してくれてシーズン中何度も応援してくれたぎょんさむニキ
・ヘイラッシャやドオーの孵化余りを恵んでくれたAOIネキ
・ハバタクカミの炎テラス個体を貸してくれて共に命燃やして頑張ってくれたおすかるさん
・平日も自分の構築を使ってくれて、重いポケモンを教えてくれたりテラスタイプ・技構成について一緒に考えてくれたあやたかくん。
・ミミッキュの持ち物にゴツメを提案してくれただみくん、原案者のるっさん。
・シーズン中ずっと自分の前を走ってモチベを上げてくれたはとよめくんやありげいつさん
・前期上位で構築記事を参考にさせていただいた方々
・順位ツイにリプをくれたり応援してくれたFFの皆様
本当にありがとうございました!
〇終わりに
SVでは何も成し遂げられていなかったので、良い結果が得られて嬉しいです!
かなり早い段階で保存してしまったので、次はどこかのシーズンで更なる高みを目指したいです!
今期は土日だけ潜るという新たな試みをしてみましたが、結局週末と終盤はムキになって潜っていました。
ノルマ達成できると1週間を気持ちよく過ごせるけど、日曜日溶かして終わると1週間溶かしたレートを背負って過ごさないといけなくなって気分最悪なので、あまりオススメできる向き合い方ではありません。
今期は環境のポケモンをある程度把握してて、構築の土台もあったのでこのスタンスで結果を出すことができましたが、
自分は構築作成力もポケモン対戦への理解度もプレイングスキルも高い方ではなく、
トライ&エラーを繰り返す根性と学習力と練度で何とかしてるタイプなので、もう数ヶ月同じルールでやりたかったですね。。
来年度から異動により仕事が忙しめになりますが、全くポケモンできないわけでもなさそうなので、頑張れる月は頑張りたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それでは!